ロサンゼルスで美味しいクラフトビールを飲もう!LAおすすめクラフトブルワリー(醸造所)をご紹介!
Writer: SAM
クラフトビール好きも、飲んでみたいけど何から試したらいいのかわからない、そもそもクラフトビールって何?というあなたも、絶対に知っておきたい、ロサンゼルスで美味しいクラフトビールが飲めるブルワリーを紹介します!
クラフトビール クラフトブルワリーとは?
アメリカのビールとして知られているものと言えば、日本でもお馴染みのバドワイザーやクアーズ。
しかし、現在はクラフトビールが大きなトレンドになっています。
クラフトビールの醸造所のことを、クラフトブルワリーと言います。
アメリカのクラフトブルワリー業界団体Brewers Associationによっても定義されていますが、クラフトブルワリーであるためには、小規模(Small)で、独立している(Independent)ことが重要な条件となっています。
参照サイト(英語): https://www.brewersassociation.org/statistics-and-data/craft-brewer-definition/
ビールなんてどのブランドも同じような味じゃない?と思っていませんか?実は、材料のクオリティーやその組み合わせ、環境などによって、見た目の色、味、香りが大きく変化します。
小規模で独立したブルワリーだからこそ、クオリティーに重点をおき、ユニークでバラエティに富んだビールを造りだすことができる。それが、クラフトビールの大きな魅力の一つです。
LAに来たら絶対に訪れて欲しい!ロサンゼルスで人気のブルワリー3選
①Firestone Walker(ファイヤーストーンウォーカー)-The Propagator
3205 Washington Blvd.
Marina Del Rey, CA 90292
Restaurant (310) 439-8264
Store (310) 740-9060
HP:https://www.firestonebeer.com/venice/
ワイン農家出身のAdam Firestone(アダム・ファイヤーストーン)と、彼の義理の兄弟で、イングランド出身のDavid Walker(デイヴィッド・ウォーカー)の二人が、ワイナリーの片隅で始めたブルワリーです。
全米最大のビールイベントであるGreat American Beer Festival、そしてビールのワールドカップであるWorld Beer Cup共に、過去4度のチャンピオンに輝いています。
現在拠点となっているのはセントラルコーストのパソロブレスですが、ロサンゼルスではベニスにブルーパブ(店内にブルワリーがあり、造りたてのビールを提供するお店)があります。
こちらは研究施設にもなっているので、新作をいち早く味わうことができる場所でもあります。ベニスでしかサーブされない限定のビールもあるので要チェックです!
週末にはブルワリーツアーも開かれています。クラフトビールがどんなふうに作られるのか興味がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょう?
併設のレストランでは、フレッシュなビールはもちろん、ビールを使った料理を楽しむこともできます。
美味しいビールと料理でお腹を満たした後は、おしゃれなお店やカフェが並ぶアボットキニー通りや、ビーチの散策がおすすめです。
Firestone Walkerのおすすめビール
スタイル:English Pale Ale(イングリッシュペールエール)
ブルワリーの看板とも言えるビールで、1996年の創業から造り続けられています。透き通った赤褐色のビールはスムースで飲みやすく、キャラメル、トフィー、トーストしたオークの風味があるのが特徴です。
スタイル: Wild Ale(ワイルドエール)with Cherries
彼らのもう一つのロケーション、ビュールトンのBarrelworksで造られるビールのひとつ。天然酵母(ワイルドイースト)で発酵させています。酸味の強いモンモランシーチェリーを加えることで、爽やかな酸味と、チェリーパイの香りを感じるビールに仕上がっています。
②Three Weavers(スリーウィーバーズ)
1031 W Manchester Blvd A-B
Inglewood, CA 90301
(310) 400-5830
HP:https://www.threeweavers.la/
カリフォルニア州ロサンゼルス郡、イングルウッドのブルワリーです。
大きなドーナツサインでお馴染みのRandy’s Donutsの近くで、LAX(ロサンゼルス国際空港)から車で10分弱というロケーション。ロサンゼルスに旅行の際は、旅の締めくくりに立ち寄ってみてはいかがでしょう?治安があまり良くないと言われることが多いイングルウッドですが、明るい時間帯を選ぶ、周辺を歩き回らない、など基本的なことに注意すれば大丈夫です。
このブルワリーの特徴の一つは、ファウンダーとヘッドブルワーが共に女性というところ。ファイナンシャルプランナーでホームブルワー(趣味でビールを作るひとのこと。アメリカには結構たくさんいます)のLynne Weaver(リン・ウィーバー)が創立し、ブルワーとして数々の受賞歴を誇るAlexandra Nowell(アレクサンドラ・ノウェル)がヘッドブルワーとして指揮をとっています。ブルワリー名は、Lynneに娘が3人いることから付けられました。
高品質で美味しいクラフトビールを作ることはもちろん、地元のコミュニティを大切にし、従業員、クラフトビール業界、環境問題など、自分たちを取り巻く環境に責任を持ち、ビールを通して常にポジティブなメッセージを発信しています。
こちらのブルワリーではフードの提供はしていませんが、持ち込みや近隣のレストランからデリバリーを頼むことも可能です。
Three Weaversのおすすめビール
スタイル:IPA (アイピーエー、インディアペールエールの略)
地元イングルウッドのコミュニティにインスパイアされて造られました。透き通った黄金色のビールは、トロピカルフルーツの香りと瑞々しさに溢れたウエストコーストIPAです。すっきりと辛口で、爽やかな苦味が余韻に残ります。
スタイル:Kölsch (ケルシュ)
北ドイツのケルン地方発祥のスタイルです。度数が低いため飲みやすく、カラッとした南カリフォルニアの天候によく合います。ビーチで過ごす際のおともにぴったり。
③Modern Times Beer(モダンタイムスビアー)-The Dankness Dojo
832 South Olive Street
Los Angeles, CA 90014
(213) 878-7008
HP:https://www.moderntimesbeer.com/tasting-room/los-angeles
カリフォルニアの中でも、特にブルワリーの数が多いことで有名なサンディエゴのブルワリー。
ブルワリー名と、彼らの作るビールのほとんどは、実在した、あるいは架空のユートピアから名付けられています。アーティスティックでアウトサイダー的な要素をもち、ちょっとクセがある独特の世界観を持つモダンタイムス。その魅力は、ブルワリーやレストラン、製品のデザインにもよく現れています。
また、彼らが造りだすビールはいつもクリエイティブで新しく、既存のスタイルの枠を超えたオリジナリティー溢れるものばかりです。
サンディエゴ以外にもブルワリーや店舗があり、ロサンゼルスエリアではDTLAにブルーパブレストランがあります。
ブルワリーとしては珍しく、コーヒー豆の焙煎もしているため、コーヒーやエスプレッソドリンクを楽しむこともできます。ドリンクやフードメニューが100%植物性のヴィーガンであることも注目ポイントです。
Modern Times Beerのおすすめビール
スタイル:Oatmeal Coffee Stout(オートミールコーヒースタウト)
ブラックコーヒーのようにダークな色のビールで、立ち昇る香りもコーヒーそのもの。それもそのはず、醸造の過程で実際にコーヒー豆が使われています。コーヒー豆も自分たちでローストしていて、その種類やブレンド、ローストの加減まで、大変こだわって造られています。
ダークチョコレートでコーティングされたコーヒー豆のような香りと、コールドブルーコーヒーのビール版を飲んでいるような味わい。コーヒー好きの方にはぜひ試してみてほしいビールです。
スタイル:Gose(ゴーゼ、又はゴーザ)with Fruit
ゴーゼは、酸味と塩気が特徴のビールです。Fruitlandsには、伝統的なGoseのスタイルをベースに、パッションフルーツとグアバがどっさり使われています。
トロピカルフルーツ感たっぷりのフルーティーなビールで、男女問わず人気です。すっきりと喉越しもよく、グビグビ飲めてしまいます。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した3つのブルワリーは、ローカルではもちろん、世界中にもたくさんのファンがいる人気のブルワリーです。
日本でも購入できるブランドなので、ぜひいろいろなビールを試して、お気に入りを見つけてくださいね!