【ワシントンDC・ボストン】アメリカ東海岸で大人気Tatte Bakery & Cafe (タッテ・ベーカリー・アンド・カフェ)の人気の秘密♡
- 2022年06月08日
- カフェ
Writer: MISHA
アメリカではコーヒー文化が浸透しています。
そのため町を歩けばたくさんカフェを見かけます。そんな身近なカフェですが、いつも賑わっている話題のカフェが存在します。そしてやはり話題のカフェには人気なりの理由があるのです!
今回は筆者在住のワシントンDC圏で大人気のTatte Bakery & Cafe(タッテ・ベーカリー・アンド・カフェ)について、その人気の秘密をご紹介したいと思います!
Tatte Bakery & Cafe創業者がイスラエル移民女性
Tatte Bakery & Cafe(タッテ・ベーカリー・アンド・カフェ)は通称タッテと呼ばれています。
このカフェの創業者はイスラエルからの移民の女性で、実は成功に至るまでには色んな苦労があったそうです。彼女はイスラエルで映像クリエイターとしてのキャリアを歩んでいたのですが、30歳の時にアメリカ人と結婚し、それまでのキャリアを捨てて渡米することになりました。
最初は映画業界のキャリアを積むべくLAで就活しましたがうまく行かず、母国に近い雰囲気が残る東海岸のボストンに移住し、焼き菓子を作るようになり、それをファーマーズマーケットで販売し始めたのがはじまりだそうです。
ファーマーズマーケットで人気が出てきてから、本格的にビジネス展開し、カフェベーカリーをオープン。
今ではマサチューセッツ州のボストン、ケンブリッジ、ブルックラインのエリアに20店舗、ワシントンDC圏に6店舗のカフェが存在しています。
ボストンのファーマーズマーケットからお店が始まったこともあり、ボストン周辺に店舗が集中していますが、どの店舗も大人気で常に人が絶えないようです。筆者の住むバージニア州とメリーランド州を含むワシントンDC圏にも拡大してきていて、ワシントニアンの間でも人気が広がりつつあります!
Tatte Bakery & Cafeこだわりの店内の雰囲気
創業者が元々映像クリエイターなだけあって、お店の雰囲気にはとてもこだわりが感じられます。
白を基調とした壁はタイルで張りになっており、黒い枠がアクセントになって空間を引き締める役割をしてくれています。
木のぬくもりが感じられるカフェカウンターが店の中央部に設置されており、それが良い抜け感となり、堅苦しすぎない暖かい雰囲気を作り出しています。
ソファーにゆったり座ってくつろげる席や、カフェをカウンターで楽しめる席もあり、天気がいい日にはオープンテラスも利用できるので、つい長居したくなるカフェです。
有名雑誌にも認められたデザイン性の高さ
実はこのタッテベーカリーはアメリカのLAに拠点を置くArchitectural Digest(アーキテクチュラル・ダイジェスト)通称ADと呼ばれるハイクオリティなインテリアやデザインを掲載する雑誌にて「世界で最も美しくモダンにデザインされたカフェベスト23」に選出されました。(2022年5月10日)
ADの雑誌はデザイン業界からも一目置かれる雑誌ですが、その雑誌でも取り上げられるほどカフェのデザイン性の高さが際立っているということになります。
元々人気があったカフェですが、デザイン雑誌にも取り上げられたことで益々人気が出てきそうです!
種類豊富なベーカリーメニュー
タッテはベーカリーの販売から発展してきたため、パンやケーキ、焼き菓子の種類が豊富です。
定番のフルーツを使ったものから、チョコレートベースのものや、ティラミスまであり、どれも見た目が美しく、美味しそうなものばかりでショーウィンドウの前でどれにしようか迷ってしまうほど種類がたくさんあります。
クロワッサン、バケットやスコーンなどもあり、Jerusalem Bagel(エルサレムベーグル)と呼ばれるイスラエル風のベーグルも販売されていて、他のカフェではなかなか目にすることがないものも販売されています。
クッキーやマカロンなどの詰め合わせも販売されており、ギフト用として購入することもできます。包装もシックでお洒落で日持ちもするので、お呼ばれした際の手土産としても喜ばれます。
カフェでもお食事でも利用できる
カフェのメニューもベーカリーに合うように色んなメニューが用意されています。
エスプレッソベースのメニューも揃っているのでコーヒー好きの方も満足できると思います。もちろんカフェインフリーのハーブティーやフレッシュジュースもあるので、カフェインが気になる方でも大丈夫です。
ベーカリーに合うように甘くないメニューが多いので、お菓子にも合わせやすく、自分の好きなものを選べます。
またブレックファストやブランチのメニューも用意されており、自慢のベーカリーを使った料理をお店でも楽しめるようになっているので、お食事で利用するのもカフェの楽しみ方の一つです。
Tatte Bakery & Cafe実際に食レポ!お勧めメニュー!
そんなタッテベーカリーですが、まず試してみたいのはやはりベーカリーです。今回は他のお店ではあまり見かけないタイプのタルトを選んでみました。
こちらは大人気のPistachio Cherry Pie(ピスタチオチェリーパイ)です。
チェリーの甘酸っぱさとピスタチオの香ばしさが見事にマッチしたパイで、よくあるアメリカのパイよりも甘さ控えめなので、日本人の口にも合うと思います。
ピスタチオの風味が少し中東のお菓子を思い出させ、いつもとは一味違ってとても美味しく頂けました。コーヒーやハーブティーと組み合わせるのがお勧めです!
その他にお食事で是非試してみたいのがこちらShakshuka(シャクシューカ)です。
シャクシューカとはイスラエルをはじめとした中東や北アフリカで食されており、トマトソースをベースに玉ねぎ、パプリカなどを入れ、クミンなどの香辛料でスパイスをきかせたエスニック料理です。
ポーチドエッグとフェタチーズを上にのせることでマイルドになり、最後にパセリで味を引き締めた、絶妙な一品になっています。
スライスブレッドも一緒についてくるので、自慢のパンにつけて食べるイスラエル料理はもしかしたらタッテのシグナチャーメニューと言えるかもしれませんね!
人が集まりやすい雰囲気を提供するタッテ
タッテ・ベーカリー・アンド・カフェは創業者の女性が渡米後、縁もゆかりもない土地で、自分のコミュニティーを形成し、アメリカに自分の居場所を求めて始めたお店のため、人とのつながりを大事にしていくことをモットーとしているようです。
そのため、今でも人が集まりやすい雰囲気を大切にしているそうですが、そんな思いは豊富なメニューだけでなく、お洒落で居心地の良いカフェの雰囲気に現れているなと感じました。
是非ワシントンDC、ボストンなどの東海岸にお立ち寄りの際は訪れてみてくださいね!
Tatte Bakery & Cafe (タッテ・ベーカリー・アンド・カフェ)
HP:https://tattebakery.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/tattebakery/