美味しいパンを食べていますか?パンを手作りしてみよう【アメリカ生活情報】

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アメリカに住んでいると恋しいものの1つが美味しいパン

残念ながら、アメリカには美味しいパンが少ないのです。日本のパンの写真を眺めては、こういうパンが食べたいと思うのは私だけでは無いはず。

アメリカ生活がどんなに長くなっても、味覚って変わらないですね。

それなら、時間がある時は自分でパンを手作りしてみませんか。アメリカで美味しいパンを焼く秘訣をお伝えします。

Instagram @andersen_offcial_jp

1 アメリカと日本のパンは粉が違う

アメリカのスーパーで小麦粉を買おうとすると、目に付くのが「all purpose flour 」。この粉、日本の薄力粉や強力粉とも違うのです。その名を信じて?、パン作りの際にall purpose flour で焼くと、仕上がりは予想と異なってしまいます。

何故って、グルテン量が異なるからです。

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Bread flour : グルテン含量12〜13%
All purpose flour : グルテン含量9%前後 
日本の強力粉 : グルテン含量11.5~13%
日本の薄力粉 : グルテン含量6.5~8.5%

以上の理由から、パンのレシピに、強力粉と記載されているのなら、Bread flourを使ってください。


2 アメリカでお勧めの強力粉は?

アメリカでパン作りをするのなら、King Arthur のBread flourがお勧めです。もちろん、公式サイトでも購入可能ですが、スーパーで入手可能です。(日本人にも人気のスーパー、trader Joe’s は自社開発ブランドが約90%と言われているので置いてありません。)

shop.kingarthurbaking.com
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カンパーニュ等、ハード系のパンのレシピを見ていると、準強力粉と記載されています。渡米当初、アメリカには準強力粉は無いものと諦め、Bread flourとCake flour を合わせて使っていましたが、見つけました!準強力粉的なものを。

King Arthurのサイトに、フランスパン用の粉がありました。価格はお高めですが、風味が違います。スーパー等にも置いてあるか、何店舗か見て歩きましたが見当たりませんでした。Amazonのサイトにもありませんでした。(2021年1月現在)公式サイトで購入することが出来ます。

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もしくは、Bob’s Red MillというブランドのArtisan Bread flourという粉もお勧めです。Bob‘s Red Millの製品は様々なスーパーで見かけるのですが、Artisan Bread flour を置いている店舗は少なく、私は、公式サイト、Amazon、Walmartでのみ、見つける事が出来ました。

bobsredmill.com

3 アメリカのイーストは何を使ったら?

アメリカのスーパーに、色々な種類にイーストが置いてありますが、

私の一押しはSAF(サフ)。イースト特有の臭みも少なく、日本でも愛用していました。ただ、アメリカのスーパーで見かけるSAFのイースト、量が大量。1袋16oz=454g。密封して冷蔵庫保管しています。

shop.kingarthurbaking.com

4 スキムミルクってアメリカにあるの?

パンのレシピに、「スキムミルク」と記載のあるレシピ、結構有りますよね。アメリカでは、スキムミルクの事を「dry milk 」または、「powder milk 」と言います。

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5 生クリーム食パンだって食べたい!

生クリームをたっぷり使った、耳はサクサク、中はふんわりの食パンって、美味しいですよね。アメリカでは生クリームを「heavy cream」 と言います。ホイッピングクリームは、植物性脂肪の入ったクリームです。

heavy cream は、「heavy cream 」と「heavy whipping cream 」の2種類あります。

パン作りの際は、どちらのheavy cream を使っても大差は無いのですが、ケーキのデコレーションの時は要注意です。

heavy cream 乳脂肪分30%位
heavy whipping cream 乳脂肪分36%位
日本 製菓用の生クリーム 乳脂肪分40〜48%

つまり、アメリカのheavy cream でケーキをデコレーションしようとするとクリームがだれてしまうのです。

アメリカで日本風の生クリームケーキを作るなら、RGANIC VALLEY のheavy whipping cream がお勧めです。

こちらは、アメリカのクリームにしては脂肪分が40%と高く、デコレーションしやすいです。

organic valley.coop

6 モルトパウダーってご存知ですか

ハード系のパンやクロワッサンのレシピを見ていると、「モルトパウダー」を必要とするレシピが多く有ります。モルトパウダーを使うと、パンの皮をパリッと、美味しそうな焼き色を付けてくれます。

果たしてアメリカではモルトパウダーは存在するのでしょうか。「dry malt powder 」もしくは、「diastatiic malt powder 」として有りました。Amazonで検索するとヒットします。

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7 アメリカのクッキングシート

パンを成形して、いざ焼こうとする時に使うのが、クッキングシート。アメリカで、クッキングシートを探そうとすると、それらしき品を2種類発見。

wax paper 」「parchment paper 」この2つ、目的が違うのでご注意ください。

wax paper は日本でいうクッキングシートでは無いので、オーブンに使用しないで下さい。間違って使うと、シートから煙が。こちらは、ケーキやクッキーを包んだりする為に使用する物なのです。耐熱性ではありません。

オーブンで焼く時は、parchment paper を使ってください。

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アメリカのキッチンは、かなりの確率で大きなオーブンが備え付けで有りますね。使わないなんて、勿体ない。材料さえ揃えば、パン作りは始められます。美味しいパンを求めて、是非、とっておきのパンを作ってみてはいかがでしょうか。

Writer

RAY

日々、心地良い生活を求めて、夫と娘とニューヨーク生活を楽しむ主婦。趣味は、パン作り、カフェ巡り、読書、旅行。

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