ニューヨーカー気分で!オトナが楽しめる街「チェルシー」の魅力

Writer:

Chelsea

こんにちは!shinaです。

ニューヨークの観光名所といえばタイムズスクエアや5番街、セントラルパークを思い浮かべるかもしれませんが、少し「オトナ」のニューヨークの楽しみ方をしてみませんか?(いやらし意味ではありませんよ)

今回はオトナが楽しめる場所として観光客にも話題の街チェルシーの魅力についてご紹介します。

チェルシーニューヨーク

チェルシーはマンハッタンの南西部に位置し、この一体をロウアー・マンハッタンと呼ばれています。

23rd streetを中心に高級住宅街やおしゃれなレストラン・カフェ、ギャラリーなどが多数点在し多くのアーティストやハリウッドセレブたちにも愛される場所となっています。

この地区は昔から精肉加工工場が多くあり、一時は時代の流れからアイルランド系移民や労働者たちの溜まり場になり治安の悪いエリアとされていました。

後に物価の高騰したSOHOからアーティストらがこのチェルシーへ移り住むようになり、多くのギャラリーを展開したことで今ではニューヨークのアートの中心地として知られるようになりました。

私が20歳のとき初めてニューヨークへ1週間一人旅に訪れた際、滞在していたユースホステルもここチェルシーにありました。23rd streetにあるユースホステルは当時7泊150ドルという良心的な価格に見合わずセキュリティもしっかりしており、バストイレ付きの二人部屋も小綺麗で共同エリアにはwifiも完備という素晴らしい宿でした。

幼い頃にアメリカ南部バージニア州に住んでいたこともありある程度「この雰囲気はヤバイ」という危機管理能力は備わっていると自負していますが、滞在していたホステルの付近は小娘が夜中に出歩けるくらいには治安の良い街でした。

その治安の良い理由としてこの近辺は「ゲイ・ストリート」と言われており、多種多様な人種やアーティストたちが暮らしているからだと当時ホステルのオーナーから聞いた記憶があります。確かに夜は若い美青年が連れ立って歩く姿をよく見ました。

大通りから脇道に入るとその名の通りロンドンの街並みようなレンガ造りの建物やマンションが並んでおり、歩いているだけでもその情緒ある風景に心が癒されます。

23rd street付近にはホールフーズやトレーダージョーズがありお土産ものを買うにも便利ですし、地元民で常に賑わうマーケット「Eataly」(イータリー)もあります。

「Eataly」(イータリー)ではイタリアのワインやチーズ・ハムなどの食材が何種類も販売されているだけでなく、バーカウンターやテーブルも用意されており美味しいイタリアンを気軽に楽しむことができます。

アメリカにいながらイタリアの変わったワインや食材を購入できるとあって、店内は常に大盛況です。店員さんもみんなフレンドリーで優しく、尋ねるとおすすめのワインを丁寧に教えてくれます。美味しいパスタやピザを食べにランチやカジュアルなディナーにもおすすめです。

https://www.eataly.com/us_en/stores/nyc-flatiron/

近年観光名所となったチェルシー・マーケットはナビスコの工場跡地を商業施設へとリノベーションした建物としても有名です。建物内には工場の一部が残されており、ここでクッキーの生産が行われていた歴史を垣間見ることができます。

チェルシー・マーケットにはおしゃれなアパレルショップやローカルアーティストらによるアクセサリーなど手作りの品がたくさん売られておりお土産を探すにもうってつけです。

またニューヨークのグルメ通が訪れるだけあり、話題のスイーツや新鮮なシーフードが食べられるレストランが数多く集まっておりどこに入るか迷ってしまうほどです。

その中でも一番人気の「Lobster Place」(ロブスター・プレイス)。

IMG_9497

店内は常に大盛況で行列ができています。テーブルを探すのに一苦労。

チェルシーニューヨーク

「Lobster Place」(ロブスター・プレイス)の看板メニュー「ロブスターロール」はマンハッタン発と言われており、お値段は安くはないですがここでしか味わえない新鮮なロブスターは十分にその価値があります。

身がしっかりと引き締まったぶりぶりのロブスターとレモンバター、予想外にサクッと香ばしいバンズが病みつきになります。

クラムチャウダーも一緒にオーダーすることができ、こちらもまた絶品です。

IMG_9498 (1)

チェルシー・マーケットを訪れた際は是非本場のロブスターロールをご賞味ください。

写真中央上に写っている白黒の紙袋は「Fat Witch Bakery」(ファット・ウィッチ・ベーカリー)で購入したブラウニーです。

チェルシーマーケットのスイーツお土産部門No.1(当社比)の呼び声高いこちらのお店では、様々なテイストのブラウニーを小さいサイズ1個から購入することができます。

マカデミアナッツやグリーンティー、ホワイトチョコなどフレーバーがたくさんありますが、一口サイズからあるので味見したいものがいくつもある時に購入しやすいのが良いですね。

味はどれも美味しく、外はカリッと中はしっとりしており甘すぎないので飽きずにいくつも食べられてしまいます。小さいサイズがパックになった物もあるのでばらまき土産にも最適です。

チェルシー・マーケットのすぐ隣には「ハイライン」と呼ばれる空中庭園が2009年に完成されました。昔工場へ製品を送るために使用していた鉄道の廃線路を散歩のできる歩道橋へとリノベーションしたのものです。

線路だった跡も残されており、少しアンニュイな雰囲気の香るこの空中庭園はニューヨーカーたちの憩いの場となっています。

IMG_9501

チェルシーから少し南にいくと「ユニオン・スクエア・パーク」があり、さらに南に進むと「ワシントン・スクエア・パーク」があります。

特に私は学生時代にヘンリー・ジェイムズの代表作「ワシントン・スクエア」を愛読していたこともあり、このワシントン・スクエア・パークには訪れて見たいと思っていました。

美しい凱旋門の下に立つとヘンリー・ジェイムズがなぜこの公園を愛したかわかるような気もします。

IMG_4076

週末には大道芸やバンドの演奏などが催され賑やかですが、平日は地元民がベンチで読書したり噴水の周りに腰をかけて絵を描く様子などが見られます。

ハイラインを少し南に下った先には「ミートパッキング・ディストリクト」という話題のレストランやカフェの多く集まるエリアがあり、私のニューヨークのお気に入りのレストラン「FIG & OLIVE」もそこにあります。マンハッタンに3店舗を構えており、そのハイセンスな内装と独創的な地中海料理がグルメなニューヨーカーたちにも人気のレストランです。

チェルシーニューヨーク

写真はミッドタウンにある本店ですが、センスの良い外装とインテリアはどの店舗も共通。 お料理は基本的に厳選された地中海の食材を使用しており、オリーブオイルを中心としたシンプルな味付けのものがほとんどです。健康志向の高いニューヨーカーに支持されるのもうなづけます。

チェルシーニューヨーク

週末にはブランチもあり、ディナーよりもリーズナブルにプリフィックスメニューが楽しめるのでおすすめです。

IMG_0881

平日は仕事のできそうな若いサラリーマンやデザイン関係の仕事なのか頭から爪先までハイセンスなおしゃれな女子たちがランチにたくさん訪れていました。(偏見と独断) ドレスコードはありませんが、私のようにうっかりディナータイムにスニーカーで行ってしまうと心細い気持ちになりますので是非おしゃれしていくことをおすすめします。

https://www.figandolive.com/location/fig-and-olive-nyc-meatpacking/

チェルシーは話題のレストランや観光スポットなどが集まり近年では注目のエリアとなりましたが、どこか情緒を残しゆったりとした気分で過ごせる街です。 ニューヨーカーたちのリアルな生活も垣間見ることのできるチェルシーで、是非ニューヨーカー気分に浸りながら街を散策してみてはいかがでしょうか。

Writer

SHINA

現役国際線客室乗務員。外資系ホテルから外資系客室乗務員へ転職。
日々時差と戦いながら(全敗)心身ともに健やかになりたいと願う30代独身。

記事を読む

Related Posts

SCROLL TO TOP