2021年のアメリカ女子のハロウィン・コスチュームのトレンドはこれ!!【アメリカのハロウィン事情】

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子供から大人までアメリカ人のハロウィンへの気合の入れ方には、圧倒されるものがあります!

9月の終わりあたりから、徐々に高まる「今年のハロウィンのコスチュームはどうしようかな」というムード。アメリカのハロウィンと言えば、魔女、ガイコツなどのコスチュームをぱっと思い浮かべる人も多いでしょう。そうした定番は手堅い人気があるものの、毎年注目を浴びるのは、その年の夏くらいまでに話題になった人や話題、映画などをテーマにしたコスチューム。2021年もポップ・カルチャーを反映したコスチュームが多くトレンドになっています。

「コロナでパーティーも無いし、着ていく場所が無い・・・」という方も、是非コスチュームやメイクを決めて、写真を撮ったりするだけでもやってみて下さい。それでもばっちりハロウィン気分が味わえて楽しいですよ。

オリヴィア・ロドリゴのミュージック・ビデオの衣装

Instagram@oliviarodrigo

2021年の音楽界の新しいプリンセスと言えばこのコで決まり!  デビュー作でいきなり米英の両チャートで第一位を獲得した女優・シンガーソングライターのオリヴィア・ロドリゴちゃんです。

彼女の楽曲の中でも、特にミュージックビデオが大人気になったのが『Good 4U』。その中のオリヴィアの衣装をコピーするのは、今年のハロウィン・コスチューム選びのトレンドのひとつ。

パステルブルーのチアリーダーのユニフォームと、ホログラムのポンポン、ダークなロングヘアを分けるかわいい感じのヘアクリップ、そしてなんと言ってもポイントは長い黒のゴム手袋です。これが無いと、オリヴィア・ロドリゴのビデオをコスチュームにしたことがわかってもらえません。ただのチアリーダーのコスチュームになってしまいます。

オリヴィア自身もアジア系のルーツを持つ女の子であり、このコスチュームは体形や雰囲気的に日本人女子にも挑戦しやすいでしょう。問題は、あまりにとっつきやすい人気コスチュームであることから、他の女子とかぶってしまう可能性が高いということ。もしもパーティーでばったりほかのオリヴィア・ロドリゴ・ガールに出くわしてしまったら、内心の「しまった!かぶっちゃった!」という気持ちは隠して、明るく「My twin!!」と生き別れになった双子の姉妹に再会したようなノリで笑顔で乗り切りましょう。

カーディーBとミーガン・ジー・スタリオン

Instagram@iamcardib

こちらも、いつも衣装のインパクトがすごいカーディ・Bとミーガン・ジー・スタリオンによる「WAP」のミュージックビデオから。お友達とやると楽しそうなコスチュームです。

ピンクと黄色の長袖のオフショルダーのボディスーツに同系統の布やショールをひっかけるだけの実は結構かんたんなコスチューム。ボリュームのあるアップのヘアスタイルを作ることもポイントです。

日本人女子には結構勇気の要るコスチュームかもしれませんが、こんな格好は普段とてもできません。ハロウィンの時だけ、ということで思い切ってやっちゃいましょう!

ワンダヴィジョン

Instagram@disneyplus

ディズニープラスの『ワンダヴィジョン』も2021年に大きな話題になったドラマです。

主人公のスカーレット・ウィッチことワンダの衣装も、今年の人気ハロウィンコスチュームになりそう。ヒーローではない時のワンダのレトロなファッションも素敵でしたが、コスチュームにするなら断然スカーレット・ウィッチの時のワンダ。

赤いレオタード、フードなしの赤のケープ、赤いブーツ、赤い長い手袋、そして髪飾りのような赤いヘルメットがポイント。赤いブーツが手に入らない場合は、赤い靴に赤いハイソックスでもいけそうです。ヘルメットは、紙が何かで作って髪の毛に張り付けるだけでもよさそうですね。

女子だけどスーパー・ヒーロー、ということでちびっこがいるイベントなんかでも喜ばれそう。もし、ワンダの夫のヴィジョンのコスチュームをやってくれる男性がいてカップル・コスチュームにできたら、ますます『ワンダヴィジョン』の世界の雰囲気が出せます。

クルエラ(エステラ・ミラー)

Instagram@disneycruella

2021年夏のディズニー映画『クルエラ』でエマ・ストーンが演じたエステラ・ミラーも、まるでハロウィンを意識したような格好のヒロインです。

ショートからミディアムの黒のウィッグを半分だけ白っぽいブロンドにカラーし、服は全身黒、真っ赤な口紅、あとは杖を手に持てば、「クルエラ」の出来上がり。子供から大人までできそうないかにもハロウィンなコスチュームです。ウィッグをスプレーなどでカラーするのが面倒な場合は、さすが人気映画、お店でもネットでもクルエラの専用ウィッグが日本からも入手できます。

ダフネ・ブリジャートン

Instagram@bridgertonnetflix

ネットフリックスで2021年も女性に大人気だったドラマ『ブリジャートン家』(原題:Bridgerton)。

主要登場人物の一人、ダフネ・ブリジャートンをコスチュームのテーマに選ぶのも清楚なドレスに憧れる女の子におすすめ。「リージェンシー・ドレス」と呼ばれるハイウエストでたっぷり布を使ったドレス、透け感のある手袋、やり過ぎない上品なまとめ髪、控えめなメイク、胸元のアクセサリーがポイント。

これもまたハロウィンか結婚式の時くらいしチャンスの無いスタイルです。ダフネの相手役のサイモンをやってくれる男子がいれば、カップル向けのコスチュームにもなりますよ。

ベス・ハーモン

Instagram@anyataylorjoy

Netflixで昨年大ヒットしたドラマ『クイーンズ・ギャンビット』(原題:The Queen’s Gambit)。ドラマが2020年の下半期の公開だったため、昨年のハロウィンには間に合わず、今年のハロウィンで人気のコスチュームになっています。ドラマの舞台は1950~60年代のアメリカ。チェスの天才であるヒロインのベス・ハーモンのヘアスタイルや一周回って新しく見えるレトロなファッションがコスチュームでも表現しやすく人気です。

赤毛のカールした感じのショート・ヘアのウィッグ、そのヘアを飾るヘッドバンドやベレー帽、60年代風のミニ・ドレスやコートに、チェスのピースを使ったアクセサリーなどを合わせればベス・ハーモン風コスチュームの出来上がり。アメリカのひいおばあちゃん世代の懐かしいファッションを楽しんで。

ブラック・ウィドウ

子供から大人までコスチュームで大人気なのがアベンジャーズのヒーローたち。

アベンジャーズの中の女性人気ヒーローと言えば、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウ。今年、新作映画が公開されたため、2021年旬のコスチュームのひとつになっています。

ブラック・ウィドウは「黒バージョン」と「白バージョン」があり、どちらも人気コスチュームなので、コスチュームショップで頭から足先までそろえられます。でも、わざわざ買わずに手持ちの服やお友達から借りたものを組み合わせてもそれらしくできるのもこのコスチュームの人気の理由のひとつ。

Instagram@marvel

「黒バージョン」の場合は、黒のレザージャケットに黒のレギンズ、黒のニーハイ・ブーツ、黒のフィンガーレス・グローブ、とにかく黒いぴったりした感じのファッションで全身を固めましょう。

黒の太いベルトを腰のあたりに二重に巻き、黒い感じのイミテーションの武器を両手に持てば、ブラック・ウィドウになれます。小道具は安全のため、いかにもニセモノなおもちゃ感が出ているものを注意して選んで下さいね。

Instagram@marvel

「白バージョン」の場合は、黒バージョンの逆です。でも、ベルトやアームバンド、武器などのアクセサリーは黒にすること。これらは、実は市販の黒の梱包用のテープを白い服に貼って表現してもそれっぽく見えたりします。

どちらのバージョンでも、髪は赤味がかったセットしていない感じのロングヘア、メイクは最小限にすると雰囲気が出ます。髪は赤毛のウィッグから選ぶと簡単です。

怖いメイクとフェイスペイントも引き続き人気

Instagram@mehronmakeup

コスチュームは何となくはずかしい、あるいは急にハロウィン・パーティーやイベントに行くことになってコスチュームが用意できない、という人には、こわーい特殊メイクやフェイスペイントがおすすめ。

YoutubeやTikTokのHow-to動画人気のおかげで、ここ数年のハロウィンは自分あるいは子供をどれだけ怖い顔にできるか、まるで競うような盛り上がりです。コスチュームを着ていなくても、メイクやフェイスペイントで顔や体のどこかに噛まれたような痕や撃たれたような痕を作り、要らないTシャツにケチャップをつけていくだけで、ゾンビ映画の登場人物になれますよ。

どこにでも売っている化粧品やフェイスペイントでできるものも多いので、是非動画を参考にやってみて!

オリジナルとクリエイティブさがウケる

とにかく観ているだけでも楽しくなっちゃうハロウィンのコスチューム!

「その年」がよく表れているコスチュームを着ると、あとで写真を観た時にその一年が世の中の様子もふくめてよみがえってきて、すごく楽しい思い出になります。

でも結局、見た人に一番「スゴイ!」と思われるのは、なんと言ってもオリジナリティがあるコスチュームを着ている人。つまり、「そんなの見たことない!」「売り物じゃないよね?」という格好を、身の回りもので工夫して組み合わせて作り上げてしまっている人だったりします。しかも、お金も手間もかけずに、それらしくできてしまっている人もたまにいて、そういう「クリエイティブさ」は、お金をかけてキメキメの人よりかなり一目置かれたりします。普段のファッションもそういうところ、ありますよね。それと同じです。 

今年ならではのトレンドを追うもよし、特殊メークに凝るのもよし、世界でひとつのオリジナルを追求するもよし、ハロウィンをクリエイティブにそして安全に楽しみましょう!

Writer

TOMOMI

ソフトウェアエンジニア、ITサポート職を経て配偶者の転勤を機に渡米、以来中西部に15年間在住。趣味は読書と写真撮影。

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