ハワイでホテルといえばワイキキと思っていませんか？

もちろんレストランやナイトライフが充実しているワイキキ滞在は楽しいのですが、ハワイ通の間で人気なのがザ・カハラ・ホテル＆リゾート（ザ・カハラ）。ワイキキの喧騒から離れて、大人のリゾートライフを楽しめます。

ザ・カハラは、日本をはじめとする各国の皇族やアメリカの歴代大統領が滞在するホテルとしても有名です。そのザ・カハラでのアフタヌーンティーが、グレードアップして復活しました。

アフタヌーンティーってなに？

アフタヌーンティーは、イギリスで1840年頃に始まったとされています。観劇やオペラ鑑賞のために夕食時間の遅かった貴族が、紅茶と一緒に軽食やお菓子を楽しんでいたそうで、女性の社交の場でもあったそうです。

ハワイ王朝とイギリス王朝は強い友好関係で結ばれていて、カメハメハ大王がハワイ王国の国旗（現在のハワイ州旗の発祥）を作るときも、イギリスへの敬意を示すためにユニオンジャックを国旗に配したほどです。

1887年、クイーン・カピオラニとプリンセス・リリウオカラニは、イギリスのヴィクトリア女王の在位50周年記念式典に出席するためにロンドンを訪問しました。きっと、クイーン・カピオラニとプリンセス・リリウオカラニも本場のアフタヌーンティーを楽しんだことでしょう。

ザ・カハラのアフタヌーンティー

世界中でも、海を見ながら優雅なアフタヌーンティーの時間を過ごせる場所は、指折り数えるほどしかありません。

ザ・カハラでは、2021年から1階ザ・ヴェランダのアフタヌーンティー・サービスを再開しました。いつも貿易風が吹き抜けているザ・ヴェランダは、とても気持ちのよい場所。ザ・カハラのシグネチャーともいえるヴェネツィアン・グラスの大きなシャンデリアの下でのアフタヌーンティーは格別です。

最近は、イルカの泳ぐプールや太平洋の大海原をさらに身近に感じることのできる屋外席でもアフタヌーンティーをいただけるようになりました。特等席ともいえる席です。予約の際にぜひリクエストしてみてください。

ザ・カハラのアフタヌーンティーでは、英国の由緒ある陶磁器メーカー、ウェッジウッドのオベロンシリーズの食器を使用しています。アジアからの影響を受けたと思われるオベロンシリーズのデザインは、西洋と東洋の文化が交わるハワイにピッタリです。

今ではなかなか見かけることもなくなった白手袋を着用したサーバーによるアフタヌーンティーは、極上の贅沢な時間になること間違いなしです。

紅茶のセレクション

ハワイの紅茶の老舗、ティーチェスト・ハワイのティーマスターであるバイロン・グー氏が、ザ・カハラのエグゼクティブ・シェフのジョナサン・ミズカミ氏と何度も話し合い、厳選した紅茶は12種類です。

席につくと、サーバーが茶葉のサンプルを持ってきてくれます。香りを試してみたいときは、お願いすると小さなお皿にのせてくれます。どの茶葉を選ぶのか迷ったら、ぜひお願いしてみてください。

6種類あるブラックティーのブレンドの中には、1795年にカメハメハ大王がカハラビーチに上陸したことを記念した「ヴィンテージ1795（Vintage 1795）」やマウイ島の標高1,250メートル付近にあるマウイ・ティー・ファーム産の「アリイ（Aliʻi、ハワイ語で『王族』の意味）」など、ハワイに由来する紅茶があります。

ホワイトティーは1種類、グリーンティーは2種類、そしてカフェインレスのハーブティーが3種類。ハーブティーの中には、ハワイ原産で太古の時代から薬用にも使用されていたママキ茶もあります。クセのないさっぱりしたお茶なので、ぜひお試しくださいね。

スコーンやサンドイッチが美味

アフタヌーンティーでのお楽しみは、なんといってもスコーンやサンドイッチ。さすが、ザ・カハラのエグゼクティブ・シェフのジョナサン・ミズカミ氏が監修する軽食はとても美味です。

伝統的な3段トレイにあふれんばかりのスイーツや軽食が運ばれてきます。（内容は変更になることがあります）

かなりの量があるので、食べきれない時はお持ち帰りにすることもできます。

究極のリゾートライフを味わう

ハワイではアクティブにビーチに行ったり、お買い物をしたりすることが多いと思いますが、最高級のリゾートで地元のマダムたちと一緒に、ゆったりとアフタヌーンティーを楽しんでみませんか？日頃の忙しさから解放された真のリゾートライフを堪能できますよ。

2022年4月現在、アフタヌーンティーは金曜日と土曜日のみです。とても人気があるので、事前のご予約をお忘れなく！