【アメリカ発★ボストン観光】ユニークな巨大ステンドグラス地球儀・Mapparium(マッパリウム)に行ってみた!
- 2024年05月11日
- 観光
Writer: TATAMI
ボストンでちょっぴり変わったユニークな体験がしてみたい、そんなときにおすすめなスポット・Mapparium(マッパリウム)をご紹介していきます!
知る人ぞ知るスポットであまり混雑していないので、ニッチな博物館巡りがお好きな方やゆっくりと街巡りを楽しみたい人にぴったりなスポットです。
Mapparium/マッパリウムとは?
マッパリウムは、 Christian Science Publishing Societyの展示「How Do You See The World?」のメインイベントで、ステンドグラスでできた地球儀です。
このステンドグラスの地球儀は、なんと高さ3階建て。
マッパリウムでは実際に地球儀の中に入って、中から地球儀を覗けるユニークな体験が可能なんです!
使用されているステンドグラスの数は全部で608枚。
ステンドグラスには少しずつ傾斜がついているので、それを1枚ずつ繋ぎ合わせて大きな球体の地球儀を形作っているんだそう。
地球儀の中を渡れるよう、赤道を横切るように全長約9メートルのガラスの橋がかかっていて地球を横断して中を見学することができますよ。
赤道上には時計もついていて、実際に世界各国が何時なのか一目でわかり世界の広さを実感できます。
一面に広がるカラフルなステンドグラスは、LEDライトが仕込まれており、見学ツアーの最中にナレーションに合わせて地図が点灯してより鮮やかになります。
見学ツアーは毎日20分おきに開催されていて、要予約です。
マッパリウムの見学ここに注目!
1.今の世界地図とは違う地図
この地球儀は1935年に作られたもので、当時の政治地図に基づいて制作されました。
そのため、例えばソビエト連邦があったり、ヨーロッパの植民地が点在していたり、今あるはずの国がなかったり…など現在の地図とは違う1935年当時の国・国境の世界地図を見ることができるんです。
建築家であるチェスター・リンゼイ・チャーチルによって建設された地球儀は、国境が移り変わるにつれて地図が更新されるよう意図していたようですが、コストの問題・そして歴史的遺物として残しておくため、今もなお1935年の姿のままを留めているんだそう。
まるで大きなタイムカプセルのようです!
マッパリウムのデザインは、地球儀を鏡のように反転させ、それを内側から見た形になっています。
このデザインのおかげで、世界の国々が互いに正確な地理的関係で見られるようになっていて、地図上のどの点からも目線の距離が同じになるようになっています。
これまで地球儀や平面の地図で見ていた世界地図とは少し違った印象で世界を覗くことができますよ。
実際、中に入ってみると、かなり見上げてみないといけないくらい日本は意外と北の方に位置していることがわかります。
2.ささやきギャラリー
ステンドグラスで一面を囲われた地球儀の中はとにかく音響効果が不思議なんです。
球体のステンドグラスはすべての音を反射するため、
例えば橋の一方で話したひそひそ声が、橋の反対側ではまるですぐ隣にいるかのようにはっきり聞こえたり、
中心に立つと自分の声がフルサラウンドで聞こえる不思議な感覚に包まれます。
ぜひグループで訪れる際には、お互い橋の端同士に立ってささやきギャラリーを試してみてください!
(英語ではWhispering Galleryと呼ばれています!)
3.思いのたけを綴ろう!SEEDS OF HOPE
マッパリウムを出ると、ホールの壁がカラフルに飾られているスポットがあります。
こちらは「SEEDS OF HOPE」と言って、訪れた人がそれぞれの思いを共有するスポット。
自分が楽しいと思うことだったり、感謝の気持ちだったり、勇気が出ることだったり…を書き留めてシェアすることができるんです。
さまざまな人たちのカラフルな思いが壁いっぱいに広がっていて、素敵なスポットです!
ぜひマッパリウムを訪れた記念に自身の思いのたけを綴ってみてはいかがでしょうか?
マッパリウムを訪れる際の注意点
写真撮影・動画撮影禁止!
色鮮やかな地球儀の中は映え必至なのですが、とても残念なことに、マッパリウム内での写真撮影および動画撮影は禁止されています。
撮影が禁止されている分、なんだかレア感がアップしますよね。
ぜひ貴重な体験として心にとどめておいてください。
マッパリウム以外の博物館内は撮影OKです。
ツアーに参加される方には、無料でマッパリウムのポストカードがもらえるので、そちらを記念品として持ち帰ることができますよ。
Mapparium(マッパリウム)まとめ
ボストンで体験できるユニークなスポット・ステンドグラス地球儀のマッパリウムをご紹介しました!
まるでアートな巨大ステンドグラスの中に入れるのは貴重な体験ですよね。ガラスの橋にゆっくり座って地球の中心から世界を眺めてみる休日の過ごし方はいかがでしょうか。