アメリカおすすめヴィーガン食品でヴィーガニュアリー(Veganuary)にチャレンジ!

Writer:

世界的に起こっているムーブメント、「ヴィーガニュアリー(Veganuary)」をご存知ですか?SNSなどで見かけたことがある人もいるかもしれません。

Instagram @weareveganuary

ヴィーガニュアリー(Veganuary)って?

ヴィーガニュアリーは、Vegan(ヴィーガン)January(1月)の造語です。

イギリスの非営利団体が2014年1月から始めた活動のことで、毎年1月の1ヶ月間(またはそれ以降も)ヴィーガン食にしよう、というチャレンジを世界規模で広めています。


ヴィーガン(Vegan)について

ヴィーガンとは、可能な限り動物を搾取しないライフスタイルのことです。肉や魚、乳製品や卵など、動物性の食べ物を避けるという点はもちろん、ファッション(毛皮やレザー、ウールを身に付けない)や、コスメ(動物実験をしているものを使わない)など、生活のあらゆる面で不必要な動物の搾取を避けることを指しています。

ヴィーガンは、動物からの搾取をしないという倫理的(エシカル)な考えが元になっていますが、近年では環境保護や健康のためにヴィーガンの食事やライフスタイルを取り入れる人も増えています。


プラントベース(Plant-based)について

ヴィーガンと似た意味で使われる言葉に、プラントベースがあります。ヴィーガンがライフスタイル全般を指す言葉であることに対して、プラントベースは主に植物性由来の食事法のことを指します。

ヴィーガン人口が世界一と言われているアメリカでは、植物性由来の材料で作られる代替食品の開発がとっても盛ん。ここ数年で特にその種類が増え、ヴィーガンの人もそうでない人にとっても、より身近で手に取りやすくなっています。

そこで今回は、アメリカで人気&今後注目していきたい代替食品を紹介していきます!


アメリカの二大代替肉ブランド – ビヨンドミート&インポッシブルフーズ

アメリカの二大代替肉ブランドと言えばこの二つ。食べたことがある人ならよく分かると思いますが、どちらもまるで本当のお肉のような味と食感です。それでいて脂っこさがなく、食後に胃もたれを起こすこともありません。

Beyond Meat
Instagram @beyondmeat
Impossible Foods
Photo Credit impossiblefoods.com

ビヨンドミートはアイテムの種類も多く、ホールフーズやスプラウツなどのオーガニック&ナチュラル商品を多く扱うところではもちろん、ターゲットやその他の大手スーパーでも目にするようになりました。

Instagram @beyondmeat

バーガーやミートボールは、コストコでも購入できます。どのスーパーよりも安く購入できるので、ぜひチェックしてみてください。(冷凍セクションにあります!)

Instagram @impossible_foods

インポッシブルフーズのGround Beef(牛ひき肉の代替品)は、日本人にもお馴染みトレーダージョーズでも購入することができます。自宅での料理の幅も広がりますね!

レストランやファストフード店でもビヨンドミートやインポッシブルフーズを使ったメニューが増え、ハンバーガーなども気軽に楽しめるようになりました。

Instagram @beyondmeat

こちらはカールスジュニア、ビヨンドバーガーが食べられます。

Instagram @burgerking

バーガーキングはインポッシブルバーガー。

食べ比べてみるのも面白そうです!


デイリーフリー&ヴィーガン – Miyoko’s Creamery

デイリー(Dairy)乳製品全般のことを指します。デイリーフリーはその言葉の通り、乳製品を使っていないという意味です。

アメリカは植物性ミルクの種類がとっても豊富!スーパーによっては、牛乳よりも売り場が広くとられているところもあります。

植物性ミルクの需要の増加に伴い、ヨーグルト、チーズ、バター、アイスクリームなども、植物性の材料から作られるものが増えています。

デイリーフリー&ヴィーガンの人気ブランドと言えば、Miyoko’s Creameryです。

Photo Credit miyokos.com

ブランド名からも想像できますが、創業者兼CEOは日本人のミヨコさん。ベジタリアンとして育ち、実は大のチーズ好きだったんだとか。しかし、動物が大好きな彼女は、チーズホリックな自分と葛藤する日々を送っていました。そこで、自分自身と、同じように葛藤するベジタリアンのためにこのブランドを作ったそうです。

ヴィーガンシェフとして数々の料理番組へ出演、料理本の出版もしていて、「The Queen of Vegan Cheese(ヴィーガンチーズの女王)」とも呼ばれています。

商品展開はチーズとバター。

Instagram @miyokoscreamery

カシューミルクをベースに作られるグルメチーズは、ハーブやスパイスが使われていたり、熟成させることで味に深みを出したりと本格派!そのまま食べるのはもちろん料理に使うのもおすすめです。

オートミルクで作られる細切りやスライスチーズ、ベーグルによく合うクリームチーズタイプもあります。

Instagram @miyokoscreamery

料理やお菓子作りに欠かせないバターはそのままパンに塗って食べても美味しいです。味もバターそのもの!箱入りのものは、北カリフォルニア地域のコストコでも購入できるようになったそうですよ。


植物由来のシーフード!- New Wave Foods

Photo Credit newwavefoods.com

肉や乳製品の代替品はその種類や数も豊富ですが、シーフードにおいてはまだまだ流通も少ないです。そこで今後注目していきたいのが、植物性由来の代替シーフードです。

Instagram @newwavefoods

サンフランシスコで創設されたニューウェーブフーズでは、植物由来の代替エビを開発・製造しています。海藻と植物性タンパク質を主な原材料に、エビの味と食感を再現しているんだとか。ヴィーガンやプラントベースとしてはもちろん、アレルゲンも含まれていないので、甲殻類が食べられない人にとっても朗報ですね!

2021年の早い段階で、レストランやカフェでの展開を予定しているそうですが、オンラインやスーパーなどでの一般消費者向け販売は未定とのこと。

今後の動きにぜひ注目したいブランドです!

アメリカはもちろん、日本でも、スーパーやコンビニなどで年々植物由来食品の取り扱いが増えていますし、ヴィーガン対応のレストランやカフェも増えています。

ヴィーガンは、今後もますます注目を浴びていくキーワードになること間違いなしです。

2020年は、コロナの影響を受け、これまでのライフスタイルを見直した人も多かったと思います。新しい年の始まりに、ヴィーガニュアリーのムーブメントに乗って、ヴィーガン食を取り入れてみてはいかがでしょう?

毎日の食事を完全にヴィーガンにするのは難しそう、と感じる人は、まずは週に1回肉を食べない日を作ってみるのもいいかもしれませんね。

Writer

SAM

ロサンゼルス在住。アメリカ人の夫、娘2人の4人家族。趣味はサーフィンと料理&お菓子作り。アメリカのカルチャーや観光スポットなどの情報をお届け。

記事を読む

Related Posts

SCROLL TO TOP