ストリートアートで #Black Lives Matter を感じよう!
- 2020年06月27日
Writer: MIHO

まずは #Black Lives Matter について知ろう!
最近のネットやニュースで取り上げられている抗議デモ【ブラック・ライブ・マター】この言葉を最近よく耳にしますよね。
直訳すると黒人の命も大切だ。
この言葉が広がった始まりは2013年7月 白人警官による無抵抗な黒人への暴力や殺害、人種による犯罪者に対する不平等な取り扱いへの不満を訴える意味で、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える国際的運動が広められました。

そしていま#BlackLivesMatter(BLM)を良く耳にするようになったのは、5月に米ミネソタ州ミネアポリス市で黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行され死亡したことがきっかけで、現在も世界中でBLMの抗議デモが行われています。
BLMに関してメディアでは、暴動や争いなど暴力的なものが多く取り上げられています。でもその一方でアートを通じて平和的に訴えているアーティスト達の活動もあるんです。
今回はそういう違う側面を紹介したいと思います。

この写真にある黄色い字 実は公共の道路なんです!
6月5日ワシントンD.C.で突如 誰かの手によって巨大な字で#BlackLivesMatter が道路に描かれたました。
日本では考えられない規模ですよね〜!それになんと、、
描いたものは消されることなく徐々に大きくなっているなんて!
それをきっかけにいろんなアーティストが独自の表現で描くようになりアメリカ全土、各地でこのような路上にペイントする行動が広がったとされています。
ウォールアートが盛んなアメリカらしい表現ですね!

こちらはカリフォルニア州ハリウッド・スター達の手形や足型とサインが刻印されている人気の観光スポットグローマンズ・チャイニーズ・シアター前!
ALL BLACK LIVES MATTERとペイントされています。
カラフルにペイントされている理由は1年に一度、6月はLGBTのPRIDE月間だから♪
人種差別の問題で揺れるいまだからこそLGBTについても、もっと考える機会が増えていければいいですね!
そして、LAからちょっと南に行った所にある、私も時々ショッピングやウォーキングをしに遊びに行くロングビーチの街でも、多くのアーティストがそれぞれの想いを込めてウォールアートを描いていました。
そのいくつかのアートを紹介します!


これらのストリートアートは一連の騒動で店を荒らしたり強奪されないようベニヤ板で補強したもの。
ペイント前は街中ベニヤ板でお店を塞ぎ、閉ざされて怖いイメージもありました。

ですが今、こうしていろんなアーティストがボランティアでベニヤ板にペイントをしています♡絵を通して人種差別について表現しています。


街を歩くのも悲しくなっていた茶色い板の街並みからストリートアートで#BlackLivesMatter を訴える皆の優しい光景に。
ロングビーチの街並みを歩いている間にもストリートアートの写真を撮りに来ているカメラマンたちも。
いろんな人に発信してもらいたいですね♪

地面にも賛同する人たちが名前を書いています。歩道一面名前で埋め尽くされていました♪

ストリートアートはロングビーチだけでなくベニヤ板での補強が必要だった、
サンタモニカやダウンタウンLAでも同様にアーティストが明るいメッセージとともにペイントしています。
木の板はいずれ取ることになるけれどここに描かれた思いは皆の心に残りますように♡