アメリカの薬局Walgreens(ウォルグリーン)で買える自社ブランドのお薬の紹介 [アメリカのお薬]
- 2025年05月30日
Writer: AMIE

Hello皆さん、Amieです。
CVSファーマーシーと並ぶアメリカを代表する大手薬局チェーンの一つであるWalgreens。
全米50州とワシントンD.C、プエルトリコ、グアム、米領バージン諸島で8173店舗展開しており(2024年)、お薬だけでなく、日用品にコスメやスナックなども豊富に取り揃えているので、日本に帰国する時のお土産をWalgreensで購入する方もいらっしゃるかと思います。
アメリカは医療費が高いから、風邪をひいたくらいでは病院にはいかない!なんて聞いたことありませんか?
アメリカは医療費が高いのは事実。
そして日本と違い微熱という概念がアメリカにはありません。38℃以上の熱でようやく発熱とみなされ、そして38℃以上の熱が3日間続いた場合は何か他の病気が隠れている場合もあるため、病院に行くのが一般的。その間アメリカ人は、薬局でOTC薬という医師の処方箋がなくても買える市販薬を飲み様子を見ます。
アメリカでは日本以上に多くの種類のOTC薬が手軽に購入できる為、ちょっとした病気やケガであれば病院を受診前にOTC薬を試す人が多くいます。
薬局で購入できるOTC薬も様々で、各お薬メーカーが手掛けるブランドの薬やそれぞれの薬局が手掛ける自社ブランドの薬などがあります。

そこで今回は、お薬メーカーのブランドの薬よりも安く購入できるWalgreensの自社ブランドのお薬の紹介を症状別にしていきます。
総合感冒薬
市販薬では風邪薬若しくは、解熱鎮痛剤が一番お世話になることが多い薬ではないでしょうか?
アメリカで辛い風邪の諸症状に効果的な薬といえば、DayQuilにNyQuil。
風邪の引き始めに飲むと、症状が重くならずに済むのでアメリカでは一般的な風邪薬です。
本家同様にWalgreensブランドもカプセルタイプにシロップタイプとお好きな方を選ぶことができます。


子供用はこちら。大人用と同じ様に昼夜用と別れています。


解熱鎮痛剤
アメリカの解熱鎮痛薬としてメジャーな薬の一つが、アセトアミノフェン配合のTYLENOL。
新型コロナワクチンの副反応対策の解熱鎮痛薬として効果的と紹介されたこともあり、その名を耳にした方も多くいらっしゃるでしょう。
アセトアミノフェンは脳中枢系に作用するタイプで、副作用が少なく特に解熱効果が高いのが特徴。
こちらがWalgreens版タイレノール。

そしてこちらが子供用。

続いて有効成分がイブプロフェンのAdvilで日本のイヴと同等の薬です。
そのWalgreens版がこちら。

アセトアミノフェンより鎮痛効果が高いため、生理痛や頭痛に良く効きます。
そしてNSAID(非ステロイド性抗炎症薬)で抹消に作用するタイプであることから、解熱や鎮痛だけでなく抗炎症作用も発揮します。よって炎症を抑えるという特徴も併せ持つ為、テニス肘や運動による膝の痛みといった外傷の炎症による痛みもしっかり抑えてくれます。

こちらはAdvilと同じイブプロフェンが有効成分のMotrinの代替品。
効果はAdvilと同等で、NSAIDに分類されています。
熱を下げたり痛みを緩和するだけでなく、炎症を抑えたい場合はAdvil もしくはMotrin、またはその代替品を選ぶのが◎
子供用はこんな感じです。

さらにこちらが、ナプロキセンが有効成分のALEVEの代替品。

ナプロキセンは炎症を鎮め、腫れや発赤、痛みなどの症状を抑えたり、熱を下げる効果もあります。
こちらもNSAIDなので、腰痛や関節リウマチや変形性関節症といった疾患や外傷や手術後に抜歯後の消炎鎮痛剤としても用いられます。

解熱鎮痛剤最後の紹介は、アスピリンが配合されたこちらの薬。
NSAIDに分類され、関節痛や筋肉痛にも効果があります。
咳止め
アメリカで最も一般的な咳止めであるRobitussinのWalgreens版がこちら。

味も同じラズベリー味で飲みやすくなっています。
子供用バージョンがこちらで、アセトアミノフェンが配合されています。

痰の切れを良くするのに効果的なのはこちら。

副鼻腔炎
ウイルスや細菌、アレルギーなどが原因で起こる副鼻腔に膿がたまり鼻づまりや頭痛等不快な症状にお困りの場合はこちらを試してみて下さい。

抗生物質は配合されていないので、根本的な治療薬ではありませんが副鼻腔炎によるひどい鼻づまりや頭痛などの辛い症状を緩和してくれます。
お腹の調子が悪い時
ラムネのような味と見た目で、胸やけや胃もたれ、消化不良に効くTUMSのWalgreens版がこちら。

胸やけ、胃のむかつき、胃酸過多の症状を和らげる発泡タイプのAlka-Seltzerの代替品がこちら。

続いて有効成分がファモチジンであるアメリカ版ガスター10のPepcidのWalgreens版がこちら。
チュアブルタイプでTUMS同様、ラムネのような味で服用し易いです。

腸内に沢山の水分を含み、便を柔らかくして痛みなく排泄しやすくするタイプのMiraLAXのWalgreens版がこちら。

こちらは寝る前に服用すると大腸を刺激し翌朝のお通じがよくなるタイプ。

薬ではありませんが、ファイバーをたっぷり含んだグミタイプのサプリメントもあります。

こちらは主に下痢止めとして使われる可愛いピンクのPepto Bismol。
そのWalgreens版がこちら。

下痢だけでなく、吐き気に胸やけ消化不良といった胃の不調時に効果的です。
お腹の圧迫感や膨満感、ガスによる不快感に有効なのはこちら。

お腹にガスがたまって苦しい時はこちらのガスリリーフ。

こちらはアメリカ版ビオフェルミンで、プロバイオティクスが配合されています。

アレルギー
即効性があり、すでにおきてしまったアレルギー症状を沈めるのに効果的なBenadrylのWalgreens版がこちら。眠くなりやすいので、服用の際は注意が必要になります。

子供用がこちら。

小さいお子様の場合、食物アレルギー反応が出た時におすすめ。

日本でもお馴染みのクラリチンのWalgreensバージョンです。
有効成分はロラタジン。
そしてこちらが子供用。

有効成がセチリジンで屋内外の幅広いアレルギーに対応しているZYRTECのWalgreens版がこちら。

クラリチン同様一日1回の服用で24時間効果が持続し、眠くなりにくく使いやすいためメジャーなアレルギー薬。
子供用はこちら。

日本でもお馴染みのアレグラのWalgreensはこちら。

セチリジン同様、第二世代抗ヒスタミン薬なので、効果は同等です。
因みに日本のアレグラは1日2回の服用ですが、アメリカのものは一日1回の服用で24時間効果が持続します。

そしてこちらが、セチリジンの改良版XYZALのWalgreens版。
こちらは両者とも、アレルギー性結膜炎に効果的な点眼薬のWalgreens版です。


点眼薬
充血した目にはこちら。

こちらは様々な目のトラブルに効くタイプです。

痒み止め
こちらはアメリカ版ムヒであるBenadrylクリームのWalgreens版。

虫さされによる痒みに有効です。
こちらはステロイド入りの軟膏。

湿疹等の痒み全般に効果があり、ビタミンやアロエも配合されています。
ワセリンは皆様よくご存じですよね。
肌の表面に油膜を貼ることで水分の蒸発を防ぎ、肌の乾燥を阻止する役目があり、肌だけでなく荒れた唇の保湿や口紅の下地としても使われますよね。
そのワセリンのWalgreensバージョンがこちら。

怪我をした時
火傷や切り傷、擦り傷の化膿を防ぐにはこちら。

フケ・痒みシャンプー

こちらはフケ対策シャンプー&コンディショナー。
抗菌作用に抗真菌作用を持つ亜鉛が配合しており、フケと痒みを抑えてくれます。
最後に

Walgreensの自社ブランドの薬はいかがでしたか?
ブランドの薬と効果は同等なものばかりなので、少しでも安くお薬を購入されたいと思う方は是非利用してみて下さい。
それでは、Have a good one👋