アメリカ現地レポート!ハロウィンの映えスポット・ジャックオランタンスペクタキュラー【ロードアイランド州】

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引用元:Instagram@ rwpzoo

ハロウィンといえば、オレンジ色のカボチャをくり抜いたジャックオランタン!今回は、ロードアイランド州のとある動物園で行われるハロウィンシーズンいちおしの超映えスポット・ジャックオランタンスペクタキュラーをご紹介していきます!

Jack-O-Lantern(ジャックオランタン)とは?

そもそも、なぜハロウィンにジャックオランタンが彫られるのでしょうか?

ジャックオランタンの起源はアイルランドと言われています。

ハロウィンの日には亡くなった霊が訪ねてくると言われていますが、その亡くなった霊と一緒に悪霊もやってきて悪さをすると言われています。そのため、その悪霊を追い払う役目を担ったのがジャックオランタンです。

野菜をくり抜き、中にろうそくを灯したジャックオランタンは精霊を表し、悪霊を追い払うために使われたと言われているそうです。

今でこそオレンジ色のカボチャを使ったジャックオランタンが知られていますが、もともとの起源であるアイルランドではカブをくり抜いて作られていました。

アイルランド人がアメリカに移住してきた際、アメリカであまりなじみのなかったカブの代わりに、アメリカでより多く生産されているカボチャが代用されたといわれています。

そんなハロウィンの風物詩であるジャックオランタンが見られるのが、ジャックオランタンスぺクタキュラーです!

Roger Williams Park Zooの Jack-O-Lantern Spectacular(ジャックオランタンスペクタキュラー)

ボストンから車で南におよそ1時間ほどのところにあるのが、マサチューセッツ州のお隣ロードアイランド州です。

その州都Providence(プロヴィデンス)にあるロジャーウィリアムスパーク動物園で10月に行われているイベントがJack-O-Lantern Spectacular(ジャックオランタンスペクタキュラー)です。

なんと5,000個以上のかぼちゃがジャックオランタンに変身し、LEDでライトアップ!所せましとデコレーションされているという規格外のジャックオランタン祭りなのです!

毎年の来場者は11万人~14万人にものぼるといわれ、小さなお子様から大人まで老若男女問わず楽しめる一大イベントです。

そしてこのジャックオランタン、ただのジャックオランタンだと思ったら大間違い!

本当にかぼちゃ?!と思うような、なんとも精巧な技術で彫刻された、まるでアート作品のようなジャックオランタンがたくさん見られますよ。

誰が作っているの?

ジャックオランタンを制作しているのは、マサチューセッツ州をベースに活動しているPassion For Pumpkinsという団体。

毎年9月からイベントに向けて、1か月をかけて20人ほどのメンバーで20,000個以上?!のジャックオランタンを制作するのだそう。

家庭で作るジャックオランタンの作り方は、中身をすべてくり抜くのが一般的ですが、このイベント用のジャックオランタンは中身を少し厚めに残して乾燥・硬化させることでイベント期間の1か月間、きれいな状態を保って長持ちするよう工夫がなされているのです。

とはいっても、カボチャは1か月間はもたないため、イベント開催期間中に4~5回入れ替えを行っているそう。そのため、総計20,000個ものジャックオランタンが用意されているんです!なので、イベント期間中は少しずつジャックオランタンのおもむきが変わってくるのもライブ感があっておもしろいですよね。

カボチャを彫る際には、木工彫刻用の特別なツールを使用しており、彫りの深さによって絵画のような陰影をつけています。この陰影がアート作品のように美しいジャックオランタンを作り出しています。

中には2,000ポンド(約907キロ)を超える超巨大なおばけカボチャを使ったジャックオランタンも登場します。中にもぐって作業ができるほど大きなカボチャを使ったジャックオランタンは必見です。

ジャックオランタンスペクタキュラー現地レポ

それでは、実際のイベントの様子をご紹介していきます!パンデミック前の2019年にイベントに行った際の写真とともにみていきましょう。

イベントは、動物園内の特別トレイルコースを自分で歩いていきます。全部まわるのにおよそ45分ほどのいいお散歩コースです。

トレイルコースでは、コーナーに合わせてBGMも用意されていて飽きることなく回れますよ。

ジャックオランタンは地面に置いてあるだけではありません。

なんと木から吊るされ、アーチのようになっています。どこを見ても輝くジャックオランタン、ライトアップも相まって圧巻の景色です!

毎年テーマが決められ、テーマに沿ったジャックオランタンが用意されます。

2019年のメインテーマは四季。春夏秋冬、それぞれの季節の美しさがジャックオランタンに表現されていました。

冬の代表キャラクター、ドワーフやくるみ割り人形が丁寧に表現されています。

春のコーナーにこんなジャックオランタンを発見しました!

目黒川桜まつりのちょうちんジャックオランタンです!日本のお花見文化を春の風物詩として紹介してもらえるとは、日本人としてとてもうれしいですよね。

夏の思い出が施されたような絵画風デザインのジャックオランタンは美しく、哀愁を感じるほど。

サンクスギビングを思わせる収穫だったり、ハロウィンモチーフの秋をイメージされるジャックオランタンもたくさん用意されていました。

コース最後に待ち受ける、ジャックオランタンで埋め尽くされたユニークなジャックオランタンパーティー会場。写真では伝わりにくいのですが、巨大おばけカボチャは腰ほどの高さまでありそうな大きさです。同じものがないくらい表情豊かなジャックオランタンたちはまさに圧巻です!

今年・2022年のテーマはテレビの75周年をお祝いするものになるそうです。一体どんなジャックオランタンが用意されているのかとっても気になりますよね。

Jack-O-Lantern Spectacular公式サイト:https://www.rwpzoo.org/jols/

ジャックオランタンスペクタキュラーまとめ

引用元:Roger Williams Park Zoo

音楽とともに妖しく輝く無数のジャックオランタンに囲まれる体験は唯一無二!とっておきのハロウィンを楽しめるはずです。カメラロールをオレンジ色に染めちゃいましょう!ぜひ機会があれば足を運んでみてくださいね。

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Writer

TATAMI

アメリカ人の夫と結婚して、ボストン郊外に住んでいます。1歳の娘の子育てをしながら、ライター・デザイナーとして活動中。おうちでまったりNetflix、旅行やおでかけ・おさんぽが大好きです。アメリカからワクワクする情報をお届けいたします!

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