アメリカ東海岸屈指の高級リゾート!セレブも集まるCapeCod(ケープコッド)【マサチューセッツ州】
- 2022年09月23日
- 観光
Writer: TATAMI
皆さん、マサチューセッツ州のケープコッドという地名を聞いたことがありますか?
まだまだ日本ではあまり知られていないのですが、実はケープコッドはセレブが別荘を構えたり、歴代大統領がバケーションで訪れたり、多くのアメリカ人が憧れる高級リゾート地なのです!
全米トップ10にランクインした美しいビーチ、ラグジュアリーなホテル、フェリーでしか行けない島などなど、本記事では大人な避暑地ケープコッドをご紹介していきます。
ケープコッドってどんなところ?
マサチューセッツ州の東端に伸びる腕のように見える部分がケープコッドです。ボストンからケープコッドの入り口あたりまでは車で1時間半ほど、ケープコッドの先端Provincetown(プロヴィンスタウン)までは3時間ほどで行くことができます。またはフェリーでのアクセスもできるので、忙しい日常から離れてデイトリップ・ショートトリップも可能です。
ケープコッドが最もにぎわうシーズンは5月末のメモリアルデーから9月初旬のレイバーデーまの3か月近く。1年に訪れるおよそ400万人の観光客はほぼこのシーズンに集中しているんだとか。
高級リゾート地と言っても、豪華絢爛なパーティーリゾートというよりも、昔からの自然を残したしっとりと落ち着いたリゾートなので、都会の喧騒を離れゆっくりしたい人にぴったりです。
ケープコッドはUpper Cape、Mid-Cape、Lower Cape、Outer Capeの4つのエリアに分けることができます。今回は、各エリアのおすすめスポットとさらにケープコッドから行ける離島をご紹介します。
Upper Cape(アッパーケープ)
ケープコッドを腕で表した場合、付け根のあたりに位置するのがアッパーケープと呼ばれるエリアです。
Sandwich(サンドウィッチ)
かわいくておいしそうな地名のサンドウィッチはケープコッドに入ってすぐ、ドライブ途中にふらりと立ち寄りたい街です。500メートル近くの長さのSandwich Boadwalkはお散歩にぴったり。こちらのボードウォークはNational Geographicが選ぶ全米ボードウォークのトップ10に名を連ねたことがある知る人ぞ知るスポットです。湿地の上をまっすぐ伸びるボードウォークは美しいボードウォークビーチまで繋がっています。潮の満ち引きを聞きながら、のどかな景色を眺めてのお散歩は心落ち着く時間になるはずです。
Mid-Cape(ミッドケープ)
ミッドケープはマサチューセッツの腕の力こぶあたりのエリアです。
Hyannis(ハイアニス)
のちほど紹介する離島、Martha’s Vineyard島とNantucket島へのフェリー発着地でもあり、ケープコッドの首都と呼ばれるハイアニスは人気観光地のひとつです。あのテイラースウィフトも過去には家を所有していたエリアなんだとか。
ハイアニスの目抜き通りであるMain Street(メインストリート)にはテラス席を有するおしゃれなレストランがずらりと並び、どこに入ろうか迷ってしまうほど。
中でも人気のレストランがメキシカンレストラン『ANEJO』。ケープコッドのライフスタイルマガジン『Cape Cod LIFE』のBest of Cape & the Islands2022年ベストエスニックレストラン部門でゴールド賞を獲得しています。このレストランのランドマークが、アウトドアスペースに生える樹齢200年を超える巨大ビーチツリーです。雄大なビーチツリーの下で食事のできるパティオ席がおすすめです!
このエリアで最も人気なのが Craigville Beach(クレッグヴィルビーチ)です。広いビーチは解放感があり、シャワールームも用意されています。メンテナンスの行き届いたビーチは清潔感も抜群です。ケープコッドのビーチでは珍しく、パラソル・ビーチチェアのレンタルが可能で、フードスタンドもあるので気軽にビーチに行くことができます。
Lower Cape(ロウワーケープ)
ロウワーケープはマサチューセッツの腕のひじあたりのエリアです。
Chatham(チャタム)
ホワイトベースのケープ様式建築の建物が並ぶMain Street(メインストリート)は清楚な雰囲気のケープの街で、街歩きにぴったりのスポットです。チャタムのステイ先として人気のホテルが、Chatham Bars Innです。チャタムの中でもラグジュアリーで洗練されたホテルはプライベートビーチ完備。ビーチにはプライベートカバナもあるのでドリンクを飲みながらリラックスしたバケーションを楽しめます。絶景の夕日が見られるアウトドアスペースやスパ、クルーズなどのアクティビティも用意されています。ホスピタリティもばっちりなので、思う存分ケープコッドを満喫できるはずです。
Outer Cape(アウターケープ)
アウターケープは腕のひじから先までの部分を指します。
Provincetown(プロヴィンスタウン)
アウターケープの最先端に位置するのがProvincetownで、ボストンからフェリーでケープコッドを目指す場合、ここが発着地となります。アートの街&LGBTQ+フレンドリーな街と呼ばれ、自由奔放でどこか解放感のある雰囲気を感じる街です。
プロヴィンスタウンのおすすめレストランは、『The Cunteen』。フェリーターミナルのMacMillan Pierから徒歩10分ほどです。活気のある市場のようなカウンターでお料理を注文して店内を抜けると、ビーチの延長のようなテラス席でシーフード料理が楽しめます。
また、ホエールウォッチングが有名&人気のアクティビティで、プロヴィンスタウンのホエールウォッチングはくじらが見られる確率100%と言われるほど。ぜひ迫力満点のホエールウォッチングに参加してみてください。
Cape Cod National Seashore(ケープコッド国立海浜公園)
ロウワーケープからアウターケープの東海岸ほぼ全域が国立海浜公園として保護されています。40マイル(約64キロ)にわたる海岸線はまさに圧巻です。この海岸には6つのビーチが点在しており、どのビーチも絶景なのですが、なかでもCoast Guard BeachはDr.Beachが選ぶ2022年全米ベストビーチの第10位にランクインしているほど。まるで映画のワンシーンに入り込んだかのような景色はケープコッドを訪れたら外せないスポットです。
Martha’s Vineyard島(マーサズ・ヴィ二ヤード島)
ケープコッド(ハイアニス)からフェリーで45分の離島で、人気のバケーションスポットです。島内は公共バスが走っていますが、レンタル自転車で気ままに島をめぐるのがおすすめです!
人気のエリアはOak Bluffs(オークブラフ)。ジンジャーブレッドコテージと呼ばれる、まるでお菓子の家のようにカラフルな外観の建物がずらりと並ぶ様は絵本の世界に迷い込んだかのよう。300を超えるジンジャーブレッドコテージがあるそうで、個性的な色使いのお家の中から自分のお気に入りを見つけるのも楽しそうです。
また、老若男女に人気のFlyinig Horses Carouselもお見逃しのないように。なんと1876年製造のアメリカ最古の現役回転木馬なんです。まるでアンティークのようなつややかな木馬は丁寧にメンテナンスされており、木馬には本物の馬のたてがみが使われているんだとか。大人も子供もみんなが童心に返って楽しめる人気スポットです。
Nantucket島(ナンタケット島)
マサチューセッツ州の最南端の島。ケープコッドから南に30マイル、フェリーもしくは飛行機でしかアクセスができないちょっぴり特別な島です。オバマ大統領も過去に休暇で訪れたことのある島で、セレブ御用達のバケーションスポットと言われています。
全長14マイルほどのコンパクトな島ながら、セレブをうならせるレストランやおしゃれなセレクトショップ、閑静なビーチなど洗練された雰囲気が魅力の島です。
日本でじわじわと人気を集めているナンタケットバスケット発祥の地でもあり、専門店やお土産屋さんでお買い物を楽しめます。バスケットの技術を利用して作られるブレスレットなどのアクセサリーも要チェックです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?見どころたっぷりのケープコッドの魅力をギュギュっとまとめてご紹介しました。次のバケーション先の候補にケープコッドもぜひ追加しておいてくださいね!