【ワシントンDC】コーヒーのトレンドを生み出す!アメリカのローカルブランドコーヒー!お勧め3選!
- 2022年07月05日
- カフェ
Writer: MISHA
アメリカではシアトル発祥のスターバックスをはじめ、コーヒー文化が深く浸透しています。近年では「サードウェーブ」と呼ばれる新たな流行を迎え、コーヒーは益々アメリカの生活には欠かせないものになっています。
アメリカの首都であるワシントンDC近郊には政府や企業で働くオフィスワーカーの人達や大学生など、朝コーヒーを片手に歩く人をたくさん見かけます。
そんなコーヒー需要の多いワシントンDCから、ご当地のコーヒーとしてワシントニアンから愛されているコーヒーブランドが存在します。
今回はコーヒーのトレンドも生み出してしまうワシントンDCのローカルコーヒーブランドをご紹介します!
◆自分の好みのブレンドを見つける!Compass Coffee(コンパスコーヒー)
最初に紹介するコーヒーはワシントンDCではお馴染みのCompass Coffee(コンパスコーヒー)です。
カフェはワシントンDC首都圏に14店舗あり、よく知られたローカルブランドです。
コンパスコーヒーのキャッチフレーズはカップにも記載がある通り「Real Good Coffee」です。
世界中から厳選した豆の良さを最大限引き出すために、専門の焙煎チームが研究を重ね、妥協をしないで作り上げ、細部までこだわってコーヒーを提供するという信念のもと「Real Good Coffee(本当に良いコーヒー)」のフレーズが生まれました。
美味しいコーヒーが飲みたいなら、とりあえずコンパスコーヒーを飲もう!というくらい信頼度があります。
コンパスコーヒーが面白いのは販売されているコーヒー豆の特徴がとても分かりやすい点です。コーヒーに詳しくない人でも自分の好みにあったコーヒーが見つけられる工夫がされています。
パッケージの裏には、各ブレンドにどんな特徴があるのかが表にまとめられています。焙煎具合が「ライト」「ミディアム」「ダーク」と3段階あり、豆の産地と特徴が「東アジア(大地&ハーブ)」「中南米(チョコレート&ナッツ)」「アフリカ(力強い&果実味)」と分けられていて、自分の好みに合わせて豆を選ぶことができます。
コーヒー好きな人も、普段何気なく飲んでいるコーヒーの焙煎具合と産地を比較しながら、色んなタイプの豆を試せるため、コーヒーにこだわりが生まれ、更に好きになること間違いなしです!
またブレンド名がDCの特徴や地名になぞってつけられているので、それも魅力の一つです。
写真はミディアムローストの「Cardinal(カーディナル)」ブレンドです。コンパスコーヒーが最初に作ったブレンドで今でもハウスコーヒーと呼ばれている代表的なブレンドです。
「Cardinal(カーディナル)」には“非常に重要な”という意味があり、アメリカの政治を担う重要な地域であるワシントンDCにちなんでつけられたものだと想像できます。
滑らかで柔らかく、チョコレートやナッツのような風味を感じられる誰からも愛される味ですので、万人受けする一番お勧めのブレンドです。
◆快適なオフィスの定番Commonwealth Joe (コモンウェルス・ジョー)
次に紹介するコーヒーブランドはCommonwealth Joe (コモンウェルス・ジョー)で、略してCWJと呼ばれるブランドです。
コーヒーをいつも自分で焙煎している母親を見た息子が、その特別な焙煎を他の人にも広めようと、コーヒー豆として販売したところからこのブランドが始まりました。
CWJはカフェ店舗ではなく、オフィスに設置するコーヒー販売ビジネスに力を入れるようになり、今ではワシントンDC首都圏のみならず、ニューヨークやフィラデルフィアのオフィスにコーヒーを提供する大人気ブランドとなりました。
Commonwealth Joe (コモンウェルス・ジョー)のカフェ店舗はペンタゴンシティーと呼ばれるワシントンDC首都圏のバージニア州の北部に1店舗のみ存在します。
一番人気の商品は「Nitro Cold Brew(ナイトロコールドブリュー)」です。
「Nitro Cold Brew(ナイトロコールドブリュー)」は数年前からコーヒーの飲み方として定番化されてきているコーヒーの楽しみ方です。時間をかけて抽出した水出しコーヒー、さらにそれにNitrogen(窒素)を加えることで、酸味が抑えられ、口当たりがクリーミーでまろやかに仕上がり、新しいスタイルでコーヒーが楽しめるとコーヒー愛好家の間で大ヒット!
大手コーヒーチェーンのスターバックスもメニューを追加し、今では定番化しているコーヒーの飲み方です。
これをオフィスでも提供できるビジネスを始めたのはCommonwealth Joe (コモンウェルス・ジョー)が先駆けで、本格的なナイトロコールドブリューが仕事中に楽しめるようになりました。
そんな「Nitro Cold Brew(ナイトロコールドブリュー)」はもちろんオフィスだけでなく、カフェ店舗でも飲むことができるので、アメリカの大都市で働くオフィスワーカーの気分で飲むのも楽しいです!
◆老舗ブランドSwing’s Coffee(スウィングスコーヒー)
最後に紹介するのがDCの老舗コーヒーロースターのSwing’s Coffee(スウィングスコーヒー)です。
Swing’s Coffeeは創業1916年のため、なんと100年以上DCでコーヒーを提供し続けていることになります。
当初は創業者のマイケル・エドワード・スウィングさんの名前の頭文字から「M.E.Swing.Co」と名付けられ、今ではブランド名は変わってしまいましたが、その当時から引き継がれるブレンドが「MESCO」ブレンドとして現在でも親しまれています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジルの3か国から仕入れた豆を使ってブレンドされていて、ミルクチョコレートのようなクリーミーさが、最後の一滴まで楽しませてくれる絶妙なブレンドです。
これを飲んだら100年前のアメリカにタイムスリップした気分になれるかもしれません!
カフェ店舗はワシントンDCに2店あり、どちらもホワイトハウスのすぐ隣に位置しており、それぞれ西のGストリートと、東の14thストリート沿いにあります。
東の14thストリート沿いのカフェ店舗は、老舗のカフェと言っても、時代遅れな感じはまったくなく、むしろとてもお洒落な雰囲気の店舗です。
ホワイトハウスからも徒歩で行けるため観光で疲れてちょっと休憩したい時にもお勧めです!
アメリカの首都で働く人達を100年以上支えてきた老舗コーヒーの味を試してみてはいかがでしょうか?
◆カフェの利用だけでなく豆を購入するのもお勧め!
以上3つのワシントンDCのローカルコーヒーブランドをご紹介しました。
アメリカのカフェは朝の目覚めの一杯としてコーヒーを買いにくる人の需要が多く、早いと午後3時には閉まってしまうのでカフェの利用の際はお店が空いているか事前に確認してくださいね!
各ブランドのコーヒー豆も販売されているので、それを買って家でゆっくりと好きな時間に楽しむのもお勧めです。
今回紹介したブランドのコーヒー豆はもちろん店舗でも買えますが、ローカルの商品を豊富に扱うホールフーズなどのスーパーマーケットでも購入可能です!
人気のあるフランチャイズ店もいいですが、こだわりと歴史のあるローカルブランドコーヒーを是非試してみてくださいね!