【ワシントンDC】全米最大の桜まつり♡アメリカでお花見!桜の必見スポットをご紹介♪

Writer:

ワシントンDCは言わずと知れたアメリカの首都です。そのため年中を通して観光客が絶えません。しかし、一年で最も観光客が増えるのは、3月末から4月にかけての桜まつりのシーズンです。

ワシントンDCには日本から友好の印として贈られたソメイヨシノがたくさん植えられていて、桜の名所として知られています。毎年この時期になると全米桜まつりが開催され、アメリカ中から桜を見るためにたくさんの人が訪れます。

ワシントンDC周辺には約3770本も桜の木が植えられており、春になると桜が町中を美しく彩ります。毎年開花予想も発表され、ワシントニアンも桜の開花を待ち望んでおり少し日本と似ているなあと親近感を覚える時期でもあります。

今年はコロナの感染拡大が始まって以降初めての桜まつりの開催で、さらに日本が1912年に贈呈してからちょうど110周年ということで、特に盛り上がりを見せています。

今回はそんなワシントンDCでの桜鑑賞には外せない、必見の桜名所をお伝えします!

◆Tidal Basin(タイダルベイスン)

DCの南西に位置する、タイダルベイスンはポトマック川に隣接する入江です。日本から贈られたほとんどの桜はこの入り江を取り囲むようにして植えられています。

このタイダルベイスンに沿って歩くのが一番人気のお花見ルートで、満開時の週末は普段では考えられないほどたくさんの花見客で賑わいます。

入り江の北の方角にはワシントン記念塔が見えるため、ワシントンDCのシンボルの記念塔と桜を一緒に撮影するには絶好の場所です。

ここを来ずしてワシントンDCの桜は語れないといった超有名なお花見スポットです!

◆Thomas Jefferson Memorial (トマス・ジェファソン記念館)

この入り江を南に歩いていくと、第3代大統領でアメリカ独立宣言の起草者の一人であるトマス・ジェファソンの記念館があります。

Thomas Jefferson Memorial 公式HP

このジェファソン記念館は「新古典主義」と呼ばれる建築スタイルで、18世紀の後半に革命精神を背景としてフランスで流行した、古典建築にモダン要素を足した建築スタイルで造られています。

そのためイタリアのローマにあるパンテオンなどのヨーロッパの古典建築のような面影があり、遠くからでも目を引かれる立派な記念館です。

美しい桜と入り江上に佇むジェファソン記念館をバックにした背景はとても美しい写真スポットで、こちらも人気の撮影スポットです。

◆Martin Luther King, Jr. Memorial (マーティン・ルーサー・キング・ジュニア記念碑)

さらにジェファソン記念館から北の方角に歩いていくと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア記念碑が見えてきます。このあたりは日当たりが良いため一番桜の開花が早いエリアです。

Martin Luther King, Jr. Memorial公式HP

マーティン・ルーサー・キング・ジュニアはキング牧師と呼ばれ、日本でも有名な公民権運動の指導者として知られています。「I have a dream(私には夢がある)」で始まる平等を訴えた演説で著名な黒人活動家です。

この石像が建設されたのは2011年と比較的最近のため、このスポットもお花見の定番スポットになりつつあります。

石像の近くにはキング牧師の名言を刻んだ長い壁があり、そこも満開の桜で彩られます。

キング牧師の平和と平等への願いが込められた名言をかみしめながら、美しい桜を鑑賞するのも、日本とはまた違った桜の楽しみ方です。

◆National Mall(ナショナルモール)

キング牧師の記念碑から北に歩き、Independence Aveを超えるとナショナルモールに出ます。ここはワシントンDC最大のモニュメントであるワシントン記念塔が一番近くで見られる場所で、その周りにはたくさんの桜が植えられており、ここも桜の名所となっています。

ワシントン記念塔の周りは広大な芝生になっており、このモニュメントの偉大さが際立ちます。春になると芝生も緑に戻り、空の青と、桜のピンクがとても美しいコントラストになり、シャッターを切る回数が自然と増えてしまいます。

広い敷地のため、桜の木が植えられているスポットがいくつか分かれて存在します。満開の桜を見つけたら、そこまで歩いて行くと桜の木の下から鑑賞することができます。

日当たりの関係で、早く咲くものから、遅く咲くものもあるのでこのあたりでは2週間は桜が楽しめます。

天気さえ良ければ、雲一つない深いブルーの空が広がり、フォトジェニックな写真が撮れるかもしれません。

いつもはアメリカらしさが際立ち、広い敷地に騒然と空に向かってそびえ立つワシントン記念塔も、桜と一緒に並ぶことで、とても柔らかな雰囲気になり、アメリカらしさと日本らしさが重なった不思議な1枚になります。

◆Kenwood(ケンウッド)

ケンウッドは今まで紹介したワシントンDCの中心部から離れた場所になります。DC在住の日本人が多く住む、メリーランド州のベセスダに近くにある、閑静な住宅街がケンウッドです。

この住宅街には「一家につき一本桜の木を植えなければならい」という決まりがあると聞いたことがあります。美しい桜の景観を保つためのケンウッドの住民の誇りが感じられますね。

この住宅街には約1200本のソメイヨシノが植えられており、ワシントンDCの桜の数には及びませんが、桜を楽しむには十分です。

落ち着いた住宅街のため、人の数もワシントンDCの中心部よりは少なく、ゆっくりと桜並木を散歩して楽しむことができます。

またワシントンDC中心部の桜よりも数日遅く満開を迎える傾向にあるようで、もしDCで満開を見逃したと思ってもこちらではまだ間に合います。

洋風の家の庭に桜が咲いている風景はまるでおとぎ話の世界に迷い込んだような光景です。日本ではなかなか見かけない洋風の家をバックにした桜を鑑賞できるのもアメリカならではの楽しみ方です。

アクセスはメトロのレッドラインのベセスダ駅から30分くらい、Crescent Trail(クレセントトレイル)を歩いていくと、ケンウッドの住宅街まで辿り着くことができます。散歩がてら桜を見に行くのにとてもお勧めです。

以上ワシントンDCが誇る桜の鑑賞スポットについてお伝えしました。

桜が散ってしまっても、桜まつり自体は3月の後半から4月の中旬まで続いていて、日本の文化や食が紹介されるイベント、三味線の屋外コンサートや、凧揚げ大会があったりして、日本の文化をアメリカで親しめる良い機会になっています。

日本人としてアメリカとの友好シンボルの桜を現地で見られるというのは、とても感慨深いもので、この時期にワシントンDCに訪れて損はないです!是非一度、ワシントンDCの桜を鑑賞しに訪れてみてはいかがでしょうか?

Writer

MISHA

ワシントンDC首都圏在住。 学生時代のヨーロッパ留学をきっかけに、世界中を旅をして写真を撮るのが趣味。 現在はアメリカで健康に楽しく過ごす方法を日々模索中。

記事を読む

Related Posts

SCROLL TO TOP