ヨセミテ国立公園とは

アメリカの国立公園と言ったらグランドキャニオンが1番に思い浮かびますが、それに匹敵するくらい全米で最も人気の国立公園のひとつがヨセミテ国立公園（Yosemite National Park）です。

ロサンゼルスから陸路で5時間、サンフランシスコからは4時間と国立公園の中でアクセスの容易さで行けることもあって米国の国立公園の中で５番目に観光客が多く、２０１９年は約４４０万人が訪れた人気の国立公園です。

今から遡ること、おおよそ2500万年前、この辺りはなだらかな山でマーセド川がゆったり流れていましたが200万年前になるとマーセド川の浸食が進みヨセミテバレーは深いV字谷となり、やがてシエラネバタ山脈が隆起を始めV字谷は、ますます深くなって地球の温暖化が進み大きな影響を経て今のヨセミテバレーが誕生しました。何千年もの月日を経て作られた美しい大自然の景色を四季折々に楽しめるヨセミテ国立公園のオススメ観光スポットをご紹介します。

El Capitan /エル・キャピタン

ヨセミテ国立公園は、世界最大の一枚岩『エル・キャピタン』がバレー入り口に君臨しています。ロッククライミングの聖地として知られていて世界中のロッククライマーが憧れる岩山です。

谷底から1095mの高さに垂直にそびえ立っている為、下から見上げるのも大変なくらいの高さです。季節ごとに表情を変えて訪れる観光客を飽きさせません。

トンネルビュー/Tunnel View　　

トンネルビューは、アメリカでも指折りの絶景ポイントといっても過言ではないヨセミテ国立公園の人気のスポットを一望出来る場所です。ヨセミテ国立公園の入り口から近いので、車を駐車すればハイキングの必要もないのでアクセスしやすく早朝から日の入りまで観光客が集まるスポットでもあり1番人気の展望ビューポイント！

ゆっくり景色を眺めたい人は早朝に、刻々と変わる岩の色や山々を眺めたい人はサンセットタイムに行くのが良いでしょう。

ヨセミテ滝/Yosemite fall 　

ヨセミテ滝は、Upper Yosemite Fall (436m) と、Lower Yosemite Fall (97m) 、そしてその間のCascade (206m) の3段からなる滝で、これはアメリカ最大の落差739mを誇り迫力満点です！

1番の見どころは、雪解け水で水量が増える4月から6月の時期に訪れると絶壁のあちらこちらから流れ落ち、轟音とともに流れ落ちる豪快な姿が印象的！また水量の少ない時期には滝壺まで近付けます。ヨセミテ滝は、世界の落差の大きい滝トップ10にも入っているんです！岸壁を一気に落下する壮大な滝は必見です！

ハーフドーム/Half Dome　　 　

ヨセミテ国立公園内にある花崗岩の丸いドームを半分に切り取ったような形のヨセミテ渓谷の東端に位置するハーフドーム。

ここはヨセミテ国立公園を象徴する景観の一つで、有名アウトドアブランドThe North Faceのトレードマークの3本のラインはハーフドームを表しています。The North Face好きの人にはたまらない場所ですね。

ビジターセンター近くにあるSentinel Bridgeから眺めるハーフドームも素晴らしいです。

バレービュー/Valley View 　　 　

ヨセミテを代表する絶景ポイントと言われている場所です。ここは午後に行くのがオススメです。

渓谷にそびえ立つ世界最大の一枚岩のエル・キャピタンを眺めながら、風のない晴れた日に静かなマセード川に映り込んだエル・キャピタン。

2つのエル・キャピタンが楽しめる場所で心が洗われる景色を眺めることができます。

※数台しか駐車出来ない場所なので見過ごさないように。

バーナル&ネバタ滝トレイル　 　　 　

時間に余裕がある方にオススメなのが、バーナル&ネバタ滝トレイル。少し長めのトレイルコースですが、渓谷沿いを楽しく歩けるのでヨセミテ国立公園の中でも人気のコースなんです。

落差97mバーナル滝と、落差181mのネバタ滝を目指しマイナスイオンをたっぷり浴びながら林の中を進みます。時期によっては全身びしょ濡れになることもあるので防水対策はしっかりして行きましょう！ゴール地点へ辿り着けば、行く価値があった！と思える最高のトレイルコースです。

ハイキング、ロッククライミング、キャンプ、サイクリング、ラフティングが楽しめるヨセミテ国立公園は、どの季節に行っても捨てがたい魅力があります。山岳地帯なので天候が変わりやすく標高が高い場所だとバレーとの温度差が10度近くあるので下調べをしてから行くと楽しい旅になると思います。

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