おうち時間だからこそ♡試してほしい月経カップ〜使い方からおすすめのメーカーまで大公開〜
- 2021年01月27日
Writer: YURINA
月経カップで、もっともっと自分を愛してあげよう。

生理は女性にとってとても大切なこと。
それは分かっているけれど、P M Sや重い痛み、におい、立ち上がったときにドロッと出てくるあの感じ…。いつもより心がちょっぴりデリケートになる時期だからこそ、経血による肌のベタつきや痒みにストレスを感じている女性も多いのではないでしょうか。
月経カップはそんな生理のいやなところをいくつかカバーしてくれる、まさに救世主のようなアイテム♡
だけど日本ではまだまだ抵抗があると感じている人が多いことも事実です。今日は月経カップのメリット・デメリットと合わせて月経カップの使い方、そして筆者が実際に使っている初心者の方に特におすすめしたいアメリカ製の月経カップ2点をご紹介いたします。
そもそも月経カップとは?

月経カップはシリコンで作られた経血を溜めるための容器のこと。
一定の経血量が溜まったら取り出して捨て、また挿入して使用します。タンポンと同じく膣の中に挿入して使用しますが、タンポンほど奥に挿れなくても大丈夫。そして、装着時間も
10〜12時間と設定されています(メーカーごとに規定あり)。月経カップのしっぽの部分をステム、反対側の少し太いふちの部分をリムと言います。ステムには上の写真のように細長くなっているものと、丸いリング状になっているものの2種類あります。
月経カップのメリット①: におい、ムレ、ドロっと感ゼロに!
ナプキンを使用するとどうしても通気性が悪くなり雑菌が発生してイヤなにおいを発生させます。また、高温多湿状態になるためムレて痒みを感じることも。月経カップは膣の中で経血を受け止めるため、デリケートゾーンが経血によって不快に感じることがなくなります。
そして、あのドロっと感も膣の中から出てくるときに感じるもの。月経カップを使うことで綺麗に悩みを解消することが出来ちゃうのです。
月経カップのメリット②: 月ごとに経血量をチェックできる!
筆者の経験上、目盛りがついているカップを選ぶことをおすすめします。
自分の経血量が1回の生理期間でどのくらいだったのかを月ごとに把握することができるからです。月経カップで自分の体調管理を行えることはとても大きなメリットです。
月経カップのメリット③: 本来の経血の色が分かる!
ナプキンに吸収されたあとの経血の色は本来の色ではありません。月経カップを使うことで子宮から出たそのままの状態の色をきちんと確認できるため、自分のからだの変化にいち早く気づいてあげることができます。筆者はこれが1番の大きなメリットだと思っています♡
月経カップのデメリット①: 慣れるまでは大変

個人差はありますがコンタクトレンズと同じで、慣れるのに時間がかかるかもしれません。
それぞれ膣の形や構造、子宮口までの高さなどに違いがあるため、ベストだと思う月経カップの折り方、挿れ方、取り出し方も様々です。色々試してみる中で自分に合った月経カップの使い方が分かってきます。後ほど紹介するおすすめの折り方や挿れ方をぜひ参考にしてみてください。
自分に合ったサイズのカップを選び正しい位置を把握することが経血の漏れを防ぐ一番大切な要素です。毎日使うものではないので最初は失敗をするものだと心得ておくと◎
月経カップのデメリット②: 手が汚れる

指を膣の中に入れることになるため指先に経血がついてしまいます。慣れてくると最小限の汚れに留めることができますが、ウェットティッシュを持っておくと安心です。
また、おうち時間を過ごされている方には、初めはお風呂場で月経カップの挿入・取り出しをすることをおすすめします。思わずこぼしてしまっても洗い流すことができ、取り出しやすい体勢で練習することができるからです。
月経カップのデメリット③:お手入れが面倒くさい
使い捨てナプキンと違って、月経カップは繰り返し使うもの。メーカーごとに規定がありますが、4〜5分煮沸消毒をおこないます。生理開始時と生理期間が終わったあとの2回、煮沸消毒をしっかりおこなうことでカップを清潔に保つことができます。筆者は下のようなシリコンカップを生理用品専用のコップとして使用しています。

使わない時や旅行に持っていきたいときにはコンパクトに折りたたむことができ、場所を取らないことも魅力的。煮沸消毒前に右側の月経カップ専用のソープできれいに洗うこともおすすめ。ちょっぴり面倒くさいと感じるかもしれないけれど、月経カップは長くて10年使えるアイテムなので丁寧にケアをすることが大切です。
月経カップの折り方の種類とおすすめの折り方

月経カップの折り方にはいろいろな種類があります。上のイラストを参考にすると
左上:パンチダウンフォールド
右上:セブンフォールド
左下:カラコル(日本だとあまり見ない折り方)
右下:Cフォールド。
月経カップの折り方は、月経カップの硬さで決めることをおすすめします。ある程度弾力があるカップであれば、挿入したあと膣の中でカップが開きやすく漏れ防止になります。硬さがある分、パンチダウンフォールドかセブンフォールドのように先が細くなるように折ると痛みを感じにくくスムーズに挿れることができます。
月経カップの挿れ方と取り出し方
挿れるときの体勢は、最初はアジアンスクワットがとてもおすすめです!
脚を最大限に開いた姿勢で挿れると痛みを軽減することができるからです。また、挿れるときに真っ直ぐに押し込むと痛みが生じることがあります。その時は少しだけお尻側(ななめ後ろ)に向かってカップを押してあげるとカップが正しい位置に収まってくれます。
取り出す時は、膣に圧を加えることでステム(しっぽ)を指で確認できるくらいの位置に下げることができます。そのあとは親指と人差し指をカップに這わせていき、カップを挟んで空気を入れます。しっかり掴むことができたら膣に力を入れながら少しずつ膣の外に出していきます。
おすすめ月経カップメーカー①:saalt

saaltはアメリカ産の月経カップの中でも信頼度が高いメーカー。
最長12時間つけっぱなしOK。リム(ふち)が丁度いい硬さでレビューの評価が高いことが決め手となり購入。サイズも大きすぎず挿入後の違和感も全くありませんでした。ステムがもう少し掴みやすい構造になっていたらパーフェクトでした。ちなみに筆者は出産経験がないためスモールを選択しました。取り出すときに指でつまみやすいところが◎
サイズ:ティーン、スモール、レギュラーの3種類。
MAX容量:15ml, 25ml, 30ml
目盛の有無:無し
知名度:◎
口コミ評価:◎
価格:$28.99~
saalt オンラインショップで購入する
saalt アマゾン で購入する
おすすめ月経カップメーカー②:peachlife

ステムがリング状になっていることで滑りやすい状態でもしっかり掴むことができました。また、Amazonでは$17.99で購入ができ、一般的な月経カップの相場(平均$30)よりも安いところも魅力的です。
そしてpeachlifeは合計9種類の月経カップを展開していてリムの硬さやカーブの形状も選べます♡ただこのリング状のステム、人によっては膣の入り口付近に「存在感がある…」と感じることもあるそう。確かにsaaltのステムと比較すると大きめです。好みに合わせて選んでみて下さい。
サイズ:スモール、ミディアム、ラージの3種類。
容量:24ml, 28ml, 32ml
リムの硬さ:柔らかめ、ふつう、硬めの3種類。
リムの形状:ゆるやかなカーブのタイプあり(上の写真のリムは通常のタイプ)
知名度:△
口コミ評価:◎
価格:$17.99~
peachlifeオンラインショップで購入する
peachlife アマゾンで購入する
月経カップでセルフラブな毎日に♡

月経カップはきちんと装着時間を守り、清潔にケアをしていれば安全に快適な生理を送ることができるとても素敵なアイテムです。おうち時間でストレスを減らし、自分のこころやからだを優しい気持ちでケアしてあげることがセルフラブに繋がります。こんな時期だからこそ、自分をたくさん労ってあげてくださいね♡