目指すはセレブ的ヘルシーライフ!ヴィーガンだけじゃないベジタリアンのいろいろ。
Writer: MAKO
ヘルシー志向が高まる中、日本でも注目を浴びているベジタリアン生活。
ロサンゼルスに移住したモデルのローラも、毎回SNSで健康的なセレブの食生活を紹介してくれています。ビヨンセやアリアナグランデ、マドンナなどもビーガン生活を公言していて、女性だけでなく男性著名人もアメリカではたくさんの方がベジタリアン生活を送っています。
簡単に言えば「ベジタリアン=菜食主義」ですが、この菜食主義にもたくさんの種類があることをご存知でしょうか。

ベジタリアンの種類
ベジタリアンと一言で言っても、細かく分けるとなんと9種類もあります。
Lacto-Vegetarian (ラクトベジタリアン)
ラクトは乳という意味なので、牛乳、チーズ、ヨーグルト、バターなどの乳製品は食べますが、肉類、魚類、卵は一切食べません。宗教上の理由で行われることも多く、インドでは主流の食生活のようです。
Ovo Vegetarian (オボ・ベジタリアン)
オボは卵という意味なので、卵は食べますが、肉類、魚類、乳製品は食べません。ラクトベジタリアンが乳製品を食べるのに対し、オボベジタリアンは卵を食べます。
Lacto-Ovo Vegetarian(ラクト・オボベジタリアン)
その名前の通り、ラクトとオボを組み合わせたもので、乳製品と卵は食べますが、肉類、魚類は一切食べません。一般的に「ベジタリアン」という場合は、この「ラクト・オボベジタリアン」を指すことが多いです。アメリカでも実践している方が多いスタイルです。
Pescatarian(ペスカタリアン)
基本的には肉類・卵・乳製品一切食べず、魚類を食べる場合がこれに当てはまります。しかし、肉類は一切食べず、魚類に加えて卵・乳製品も食べる場合でもペスカタリアんと呼ぶ人もいるようです。
Vegan (ヴィーガン)
ビーガン食は肉類、魚類、卵、乳製品の全てを一切口にしない「完全菜食主義者」です。とにかく植物性のものしか食べず、ストイックな人ははちみつなども摂取しません。またヴィーガン主義の人はウールや牛皮などの動物性の素材や成分なども使用しない人も多いです。

Oriental Vegetarian (オリエンタル・ベジタリアン)
基本的にはヴィーガンと同じ食生活ですが、それに加えてをにんにく、ねぎ、らっきょう(五葷と呼ばれる野菜)を食べないスタイルです。日本でいうところの精進料理に当てはまり、主に宗教上の理由で実践する人が多いです。台湾での「素食」は、オリエント・ベジタリアンに対応していて、インドなども含めたアジア圏で主流のベジタリアンです。
Fruitarian (フルータリアン)
基本的にはヴィーガンと同じですが「果実常食者」と呼ばれ、フルーツやナッツしか食べない菜食主義です。「フルーツ=実」の意味で、その実を収穫しても、植物自体の命に関わらないものを食べるので、ヴィーガンよりもより厳格な菜食主義者と言われています。
Pollo-Vegetarian(ポーヨ・ベジタリアン)
ポーヨとはスペイン語で鶏肉を意味していて、鶏肉(七面鳥や鴨も含む)は食べるベジタリアンのことを指します。一般的なベジタリアン(ラクト・オボベジタリアン)と同じで、魚類、乳製品、卵は食べません。
Semi-Vegetarian(セミ・ベジタリアン)
Flexitarian(フレキシタリアン)とも呼ばれ、菜食を好み植物性食品の食生活を基本的には送りますが、場合によっては肉類や魚類も食べるという柔軟性のある食生活です。

タンパク質をどの食品で摂取するかで、ベジタリアンの種類が変わってきます。
健康上の理由だけではなく、動物愛護の観点や宗教上の理由などからも、菜食主義を好む人が多いアメリカですが、最近はベジタリアンメニューを提供するレストランも急増していて、ベジタリアンとしての食生活を送ることがとても容易になってきました。
筆者も基本的には菜食主義で、お肉は食べません。私の場合は単に野菜が好きなことと、胃腸の調子を考えるとお肉を避けたほうが身体の調子がいいからです。ですので、そこまで強いこだわりもなく、魚類は時々食べるので、Pescatarian(ペスカタリアン)ですね。しかしお付き合いなどで妥協してお肉を食べることもごくたまにあるので、厳密に言えばセミベジタリアンなのかもしれません。アメリカでは厳格なベジタリアンの方も多いですが、筆者のように健康や美容を気にかけてカジュアルなスタイルのベジタリアンの方もたくさん見かけます。
実はヴィーガン食にも挑戦したことはあるのですが、ヴィーガンは家での調理に手間がかかる上、食品もお値段が高めなことが多いので自宅でヴィーガン生活を続けるのが大変でした。
ありがたいことに、ロサンゼルス近辺ではヴィーガンレストランも急増していて、自宅で作るのが大変なヴィーガン食も外食をすれば手軽に楽しめることができます。
普通のレストランにもベジタリアンメニューも豊富に揃っていることも多いので、健康志向でヘルシーライフを楽しみたい方は、まずはレストランで試してみてはいかがでしょうか。
ベジタリアンも楽しめるオススメレストラン in LA
Beauty&Essex
https://taogroup.com/venues/beauty-essex-los-angeles/
1615 N Cahuenga Blvd, Los Angeles, CA 90028
LA女子に人気のレストランバーで、過去に日本のテレビ番組でも取り上げられたレストランです。
グルテンフリーメニューやヴィーガンメニューが豊富にあり、ローラやビヨンセ夫妻も訪れるセレブ御用達のレストランです。みんなでおしゃれをしながら女子会するのにピッタリなセレブ感たっぷりのお店です。

Crossroads Kitche
http://www.crossroadskitchen.com
8284 Melrose Ave. Los Angeles, CA 90046
地中海をテーマにしたおしゃれな通りMelrose Aveにある、おしゃれなレストランです。
植物ベースのソーセージやお肉のメニューも豊富で、ヴィーガンメニューと知らなければ、普通にお肉だと思ってしまいそうなほどの絶品メニューが揃っています。メニューはひとつひとつが小さめなので、たくさんの種類を頼んでみんなでシェアするのも楽しいです。


Urth Café
https://www.urthcaffe.com
Downtown LA / 459 S. Hewitt St. Los Angeles, CA 90013
*この他、ラスベガスも含め10店舗のUrth Caféがロサンゼルス近郊にあります。
パリス・ヒルトンやデミ・ロバートもお気に入りと言われているアースカフェです。
ダウンタウンLAやビバリーヒルズ、メルローズをはじめ、ロサンゼルス・オレンジカウンティ全域に店舗を構えています。
ヴィーガンのオプションメニューがたくさん揃っていて、カウンターで注文できるカジュアルでトレンディなお店です。ビーガンチーズ入りピザやはハムスサラダなどベジタリアンでも思う存分楽しめ、また豆乳やココナッツミルクなどの植物性ミルクを使ったドリンクもオススメです。ヴィーガンチョコレートケーキやヴィーガンパンプキンケーキなどデザートも豊富です。
ロサンゼルス国際空港にも入っているので、旅行の際の搭乗前の空き時間などでもゆっくり楽しめます。

ぜひとも健康志向の強いロサンゼルスに来て、ヘルシーグルメをエンジョイしてみませんか。日本では味わうことのできないたくさんの食材を使った豊富なメニューを堪能できます。